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奈良美智さん、音楽祭を担当
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| 奥入瀬芸術祭での音楽フェスについて説明する奈良美智さん=東京・外神田 |
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十和田市現代美術館の開館5周年事業「十和田奥入瀬芸術祭」の実行委員会(会長・小山田久市長)が2日、都内で会見し、美術家や詩人、演出家、音楽家など約20人が、鑑賞者の視覚、聴覚、嗅覚などに訴える作品を提供するという同芸術祭の内容を発表した。弘前市出身の美術家・奈良美智さんは音楽祭のディレクターとして特別参加。本人も会見に出席し「市民と協力して、アットホームなステージをつくりたい」と構想を語った。
芸術祭は9月21日〜11月24日に開催。同美術館周辺を第1会場に、市街地から離れた奥入瀬渓流沿いのホテルや十和田湖遊覧船などを第2会場にして、景観や野鳥の声、川のせせらぎなどもアートに取り入れる。
同美術館の藤浩志副館長は会見で「十和田湖・奥入瀬の冬は厳しい。近年は観光業衰退という問題にも直面している。困難を乗り越えようとする人々の営みにアーティストがかかわり、創造的な『価値ある時間』を生み出したい」と語った。
奈良さんは「大規模な野外ロックフェスは来場者に一過性の満足しか与えない。僕がやりたいのは、少人数でたき火を囲み、アコースティックな曲で一体感を味わうような音楽祭」と説明。NHKドラマ「あまちゃん」の音楽を担当したギタリスト大友良英さんも出演予定だという。
芸術祭ではこのほか、休業中のホテルに3組の美術家が滞在して、建物をアートとして再生させたり、3人の小説家が十和田・奥入瀬エリアを取材して物語を書き下ろすなどの表現活動を繰り広げる。
問い合わせは事務局(電話0176-20-1127)へ。
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