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自衛隊 南海トラフ巨大地震想定し初演習
7月3日 16時9分

自衛隊は、南海トラフで巨大地震が起きたことを想定した初めての図上演習を行っていて、3日、その様子を公開しました。

1日から行われている演習には、自衛隊のほかアメリカ軍や関係する自治体の担当者などおよそ3000人が参加しています。
陸上自衛隊朝霞駐屯地では、各部隊がそれぞれのブースに分かれて演習に参加し、このうち静岡県を担当する部隊は、自治体などからの情報を基に救助が必要な地域を見極め、部隊の派遣を決めていました。
巨大地震と津波で、国の想定では、最悪の場合、関東から九州にかけての広い範囲で、およそ32万人が死亡すると推計されています。
このため演習では、アメリカ軍が救援のため多くの艦艇を太平洋沿岸に派遣したり、無人偵察機で被害の状況を確認したりすることも想定され、自衛隊と在日アメリカ軍の担当者が各部隊の情報を交換するなどしていました。
アメリカ軍との調整を担当する陸上自衛隊の川村浩和1等陸佐は「アメリカ軍や自治体と協力しながら、人命救助を最優先に効率的に進めていくことが重要だ」と話していました。
演習は5日まで行われ、防衛省は、今回の教訓などを基に年内に南海トラフで想定される巨大地震への対処計画をまとめることにしています。

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