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大飯原発の運転継続 正式に認める
7月3日 13時25分

大飯原発の運転継続 正式に認める
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国内で唯一運転している福井県にある関西電力大飯原子力発電所の2基について、国の原子力規制委員会は、新たな基準に基づく確認の結果、「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」とする報告書を了承し、定期検査で停止することし9月までの運転継続を正式に認めました。

原子力規制委員会は、国内で唯一運転している大飯原発の3号機4号機について、今月8日に施行される原発の新たな規制基準に基づいて、深刻な事故などへの対策がとられているかどうかを、ことし4月から確認してきました。
そして、3日の会合で、委員2人が中心になってまとめた、「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」とする報告書の案を協議しました。
その結果、田中俊一委員長は「緊急対策を講じたことを含めてより安全になった」と述べ、報告書を了承し、規制委員会は、定期検査で停止することし9月までの運転継続を正式に認めました。
一方で、報告書では「対策を小出しにし、基準を満たす最低線を探ろうとする関西電力の姿勢は審査の障害になる」と批判したほか、委員から「関西電力の安全に対する意識や行動は合格点に達していない」という指摘が出ました。
関西電力は、大飯原発の2基について、定期検査が終わったあとの運転再開を目指して、今月8日の新基準施行後、速やかに規制委員会に安全審査の申請を行うことにしています。
規制委員会の審査を受けるためには、敷地内の断層が活断層ではないと評価される必要があり、関西電力は、今月中旬、断層に関する調査結果を規制委員会に提出する予定です。

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