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盆前に帰還困難区域の墓地 除染へ
6月27日 5時40分

盆前に帰還困難区域の墓地 除染へ
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復興庁と環境省は、放射線量が高い福島県大熊町の「帰還困難区域」にある共同墓地について、町の外に避難している住民がことしのお盆に墓参りができるよう、先行して除染などの作業を進めることになりました。

東京電力福島第一原子力発電所がある福島県大熊町は、原発事故の影響で、放射線量が高い「帰還困難区域」に住む人が人口の96%を占め、ほかの区域も含めて住民全員が町の外での避難生活を余儀なくされています。
環境省は、「帰還困難区域」以外の区域から優先して除染を進めるとしていましたが、大熊町の住民からは、「『帰還困難区域』でも安心して墓参りができるよう、墓地の除染を進めてほしい」という声が挙がっていました。
このため、復興庁と環境省は、大熊町の「帰還困難区域」にある28か所の共同墓地について、町の外に避難している住民がことしのお盆に墓参りができるよう、先行して除染を進めることになりました。
また、墓石の修復や敷地内の除草も行うことにしていて、除草の作業は、お盆までにはすべての墓地で完了できる見通しだということです。

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