Falcon-PAR(マルチコプター)
Posted on 2013年4月25日
Falcon-PARSは、GPS・ウェイポイント連動のシャッタータイムを有する写真測量用デジタルカメラ搭載UAVと、空撮画像を処理するソフトウエアからなる航空写真測量システムです。
UAVは小型軽量で、通常の手動操作モードの他にオートパイロットモードを備えており指定したウェイポイントへの移動と撮影を自動で実行でき、また垂直離着陸方式のため離着陸場所の制約が少ないので、機動性・柔軟性に富んだ効率的な運用ができます。
ソフトウエアは、複数のデジタル写真と撮影時の位置情報(GPSデータ)を用いてGCP不要の外部標定を行ない、スティッチ画像、簡易オルソモザイク画像を生成します。画像処理はマルチスレッドアーキテクチャ採用で高速化を実現し且つノートパソコン上での実行が可能なため、緊急時等における撮影現場などでの処理が可能となります。
搭載センサーは、GPSカメラ(民生用デジタルカメラ)の他に、デジタルビデオカメラや近赤外カメラがあり、これらはユーザー側で容易に換装できるため、環境・農業・防災など様々な用途に適した運用ができます。
【操作】
オートパイロットモードと手動操作モードを自由に変更できるため、安全で柔軟性に富んだ運用が可能
【安全対策】
○UAVとコントローラー間の通信が途絶えた際には、その場で安全に着陸
○オートパイロット中でも、緊急時にはマニュアルモードでの操縦が可能
○安全運用プログラムの完備
・運用マニュアルを用いた基本操作説明
・操縦訓練の実施※UAVの性能を最大限に引き出すための操縦訓練
・維持管理方法の説明
【仕様】
質量 1.8kg(カメラ、バッテリーを含む)
サイズ 85cm×80cm×15cm
最大ペイロード 500g(カメラマウントを含む)
飛行時間 15分
推奨飛行距離 半径300m
駆動 モーター
耐風 10m/s
搭載センサー デジタルカメラ
オプション
・デジタル一眼カメラ
・デジタルビデオカメラ
・近赤外カメラ
・熱赤外カメラ(予定)
・レーザースキャナ(予定)
【開発・製作】
株式会社情報科学テクノシステム