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【長野】

リニアで伊那谷活性を 南信3市が連絡会議設置要望

阿部知事に調整会議の設置を要望する牧野市長(右から3人目)ら=県庁で

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 JR東海がリニア中央新幹線の詳細な駅位置を今秋示すのを前に、飯田市の牧野光朗市長、駒ケ根市の杉本幸治市長ら南信三市の幹部らが県庁を訪れ、リニア開業を南信地域の活性化につなげるため、自治体関係者の連絡調整会議を設置するよう阿部守一知事に要望した。

 伊那市からは酒井茂副市長が出席。リニアの整備効果を伊那谷全体の発展につなげるような調整を県に求める要望書も提出した。

 牧野市長は「伊那谷だけでなく、県全域に効果が広がるような会議ができれば」と求め、杉本市長は「交流人口を増やせば、県全体の活性化につながる」と県の調整に期待。阿部知事は「県としても全力で取り組まないといけない。良い形で進められるよう至急検討する」と述べた。

 リニア開業に向けては、県や国、地元の市などが参加する社会基盤整備の勉強会(準備会)や交通体系を考える会議が既に設置されたが、今回の要望はより多岐にわたる課題を話し合う会議を想定している。

(小西数紀)

 

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