
「てぃおん」さんが「暖簾がめくれていたり、車が映っている写真は許せない」と
仰っていたので、私も撮り直しました。
旧・黒埼町の「つた屋」さん。久しぶりの訪問。
寡黙で謹厳そうな店主、山際さんが良い味を出している好きな食堂です。この日は、お昼ちょっと前にお邪魔しましたが、常連さん3人が
各テーブルに一人ずつ常駐し、生ビールを思い思いに飲んでおりました。
「カツ丼」と決めていおりましたので、店主に「卵綴じのカツ丼お願いします」と
注文して、空いていたテーブルに座りました。
カツ丼 卵あり 800円運ばれてきた瞬間、まさかの「お重」だったので、正直がっかりしましたが
それも1分。
食べる前にカツを掬いあげ、ブログ写真用に肉が見えるよう
位置を変えましたが、厚くない肉でがっかりしましたが、
それも後30秒で・・・・・・
この数年間で食べたカツ丼の中で、今は無き、村松の「サクラ食堂」の
カツ丼に匹敵する美味しさのカツ丼と断言します。
しょっばく無く、甘過ぎず、出汁も利いているし、卵の美味しさも解る。
揚げたてのカツ、これがまた美味しいの何の。
サクっとした衣の部分と、汁と卵で柔らかくなった部分のコントラストが秀悦。
肉も美味しい良質なロースを使っています。
こんなにワクワクして「カツ丼」を食べたのは久しぶり。
付属のスープは「ラーメン用」と思われますが、これがまた
食欲そそる、格別な美味しさ。
「天は二物を与えず」じゃないけれど、これが四角い「お重」じゃなく
丸い瀬戸物のカツ丼だったら100点満点なのに、惜しい!!
こぼれ話しやはり食堂は良いです。
ベロベロニ酔った常連さんが
「マスター 俺 家で缶ビール20本飲んできたけど、酔えなくて寂しい。
マスター話し相手になってよ」
お昼で忙しいのに、店主は小さく低い声で「どうした」と尋ねます。
「いい女見つけてさ、マスターに見てほしいんだ。俺女苦手だからさ
マスターはさ、体は小さいし、目も小さいけど
根性あるし、喧嘩も強いし、男らしいからさ 女なんか嫌いだ」
そこに出前の電話が・・・・・・・
酔っ払いさん 私に話しかけて来たけど「俺も女嫌いなんで」とスルー。
携帯電話で「今居る店、お客があんまり居ないから、大きな声で話せないけれど 実は・・」
いやはや、世の中 男と女だからね。
有る人が言ってました・・・・・・
『男は女に捨てられても、自分から女を捨てるな!』と。
なんか益々このお店と店主が好きになりました。
御馳走様でした。
新潟市西区金巻1074-2
025-377-5257
月曜定休
ほんと、世の中こんな奴がはびこってます。