年金機構:ミス、3年で4590件
毎日新聞 2013年06月20日 21時05分
日本年金機構が発足した2010年1月から今年3月までに、データの読み間違いや入力ミスなどによる機構の事務処理ミスが4590件に上ったことが分かった。20日開かれた厚生労働省社会保障審議会の年金記録問題に関する特別委員会で機構が説明した。
旧社会保険庁時代に発生し、機構発足後に判明したミスを含めると6862件になり、内訳は▽申請書類のデータを見間違えるなどした「確認・決定」の誤りが45.9%▽未処理・処理遅れ16.6%▽入力ミス10.8%−−など。窓口などでの説明誤りも7.0%あった。機構は再発防止のため、訴訟になったケースなどをデータベース化し職員向けの教材にする方針。