産経関西（産経新聞大阪本社情報サイト）

　ヤンマー（大阪市北）は、２０１３年３月に発表した新戦略「ヤンマープレミアムブランドプロジェクト」の一環として、こだわりを持った生産者と消費者をより深くより直接的に結ぶ出会いの場「プレミアムマルシェ」を、８月に東京で、１０月に大阪で開催する。こだわりの生産物の「こだわり」とは何かを明らかにすることで、生産者と消費者がより深くより直接的につながることを目指す試みという。

　東京会場では、恵比寿ガーデンプレイス（東京都渋谷区）に青空市場を出展、生産者がこだわりを持って育てたプレミアムな食材が並ぶ。来場者は、生産者の顔を見て安心してプレミアムな食材の購入ができるだけでなく、それぞれの最適な調理方法なども聞ける。また、青空市場の他に、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフによるプレミアム・ベジパーティをはじめ、同氏によるトークイベント、移動農園など、日本の農業・漁業への関心を高める、複数のコンテンツを用意する予定としている。開催日は８月２４日～２５日、雨天決行。大阪の開催日は１０月２６日～２７日、場所はグランフロント大阪　北館１階　ナレッジプラザを予定。

「ヤンマープレミアムブランドプロジェクト」　総合プロデューサーとしてクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏を迎え、また、工業デザイナーの奥山清行氏がヤンマーホールディングスの取締役となり、全商品のデザインを手がけるとともに、服飾デザイナーの滝沢直己氏が農業＆マリンウェアをデザイン。食とエネルギーを支えるヤンマーの３つの事業フィールド（大地〈農業〉、都市〈エネルギー・建設機械〉、海〈マリンインダストリー〉）において、その産業としての価値を高め、次の時代の「プレミアムフィールド（高付加価値領域）」へと成長させていくことを目指す。