富岡復興へ政策訴え いわきで町長選の公開討論会
任期満了に伴い4日告示、21日投票で行われる富岡町長選の政策提言型公開討論会は1日、いわき市のラトブで開かれ、立候補を予定している現職遠藤勝也氏(73)=四期=と、元町議会議長の新人宮本皓一氏(66)が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた政策などを訴えた。
南双葉青年会議所の主催、日本青年会議所福島ブロック協議会、福島民報社などの後援。両氏は福島第二原発の再稼働、町独自の教育構想、国から提案されている管理型最終処分場への災害廃棄物の搬入などのテーマについて意見を述べた。町主導での除染推進、いわき市への役場庁舎移転の可能性、精神的損害賠償額の増額などをめぐっては主張が異なった。
遠藤氏は「新たなまちづくりが必要。町民に寄り添って平等に取り組む」と語った。宮本氏は「美しい古里を取り戻すとともに避難先での生活環境整備も重要」と述べた。
( カテゴリー:主要 )