郡山市副市長人事に不同意 市議会
郡山市議会は1日、最終本会議を開いた。品川萬里(まさと)市長が副市長に元総務省大臣官房審議官の吉崎賢介氏(56)と前市民部長の浜津和子氏(60)を起用する人事案2件を追加提出したが、それぞれ賛成少数で不同意となった。昭和40年に合併し、現在の郡山市になって以降、助役・副市長の不同意は初めて。
無記名投票で採決した。議長を除く全議員39人が投票した結果、吉崎氏は賛成12票、反対27票、浜津氏は賛成18票、反対21票だった。反対したのは両氏とも最大会派・創風会や公明党の議員が中心とみられる。
品川市長は議会終了後、「不同意となった二人をもう一度提案するのは極めて困難。これから人選を考えなければならない」と述べた。
副市長不在は当面、続く見通しだ。
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