県内ニュース

主要

  • Check

沖合たこかご漁開始 相馬双葉漁協の試験操業

 相馬双葉漁協が相馬市の松川浦漁港を拠点に取り組んでいる試験操業で、今シーズンの沖合たこかご漁の操業が1日、始まった。
 松川浦の係留先から小型船10隻が1日未明に出発し、幹縄に付けたかご計約3000個を沖合に投入して戻った。今夏最初の水揚げは3日午前、同漁港で行われる見込み。
 7、8月の休漁期に入った底引き網漁に続き、沖合たこかご漁は2年目の取り組み。8月上旬まで週2、3回程度実施する。
 漁獲対象はミズダコとヤナギダコ、3種類のツブ貝で合わせて5魚種。試験操業の魚種拡大に伴い昨年よりツブ貝が2種類増えた。操業海域は宮城県境から南相馬沖付近までの水深150メートルより深い海域としている。放射性物質の自主サンプル検査を経て流通する。
 出発に先立ち佐藤弘行組合長(57)は「試験操業の灯を消さず、大きな明かりにして本操業につなげたい。強い気持ちを持って取り組もう」と激励した。

カテゴリー:主要

佐藤組合長(右手前)のあいさつを聞く漁業者=1日午前1時35分ごろ、相馬市・松川浦
佐藤組合長(右手前)のあいさつを聞く漁業者=1日午前1時35分ごろ、相馬市・松川浦

主要

>>一覧