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【芸能・社会】

平城宮跡の穴から種8万粒 生ごみ捨て場か

2013年7月2日 17時42分

 平城宮跡「東方官衙地区」の穴から見つかった種(奈良文化財研究所提供)(種の大きさは同一縮尺ではありません)

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 平城宮跡(奈良市)で役所が集中していた「東方官衙地区」の穴(8世紀)から、ウリやキイチゴなど推定8万粒以上に及ぶ大量の種が見つかり、奈良文化財研究所が2日発表した。平城宮でこれほど多くの種が見つかるのは初めてで、役人の生ごみやふん便とみられる。時代と食べた人間を特定できる遺物は珍しく、奈良時代の役人の食生活を物語る貴重な史料となりそうだ。

 穴は1辺70センチ、深さ30センチ。トイレットペーパー代わりの木の板も見つかっている。採取した土を分析会社に依頼した結果、食用可能な野菜や果物など約40種類の種実2万207粒が完全な形で確認された。

(共同)
 

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