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【スポーツ】

G大阪人気で集客潤うJ2 3日にFC岐阜対戦

2013年7月2日 14時54分

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 観客数の低迷に悩むサッカーJ2の地方クラブが、ガンバ大阪の集客力で潤っている。ガンバは日本代表のMF遠藤保仁、DF今野泰幸の両選手が在籍する人気チーム。相手チームのホームグラウンドでも平均1万4千人が集まる。3日に岐阜市の長良川競技場で迎え撃つFC岐阜も、既に前売り券だけで6千枚を販売。過去最多の観客数を記録しそうだ。

 かぶりつきで観戦しませんか−。岐阜が売り出した特別席は、ピッチからわずか5メートル。通常、観客が立ち入れないトラック部分に仮設のいすを100人分並べ、一席5千円で販売している。通常の前売り指定席より2千円高いが、すでに44席が売れた。

 メーンスタンド側の前売り券は既に完売。「現役の日本代表が2人も来るのは大きい。まさにうれしい悲鳴です」。クラブ広報課長の林幹広さん(37)はにこにこ顔だ。1億9千万円の債務を抱え、集客が最重要課題の岐阜にとって、ガンバ人気は渡りに船だ。

 岐阜は今季、ホームゲームの平均観客数が約3600人。ガンバ戦は平日だが、これまでの最高観客数1万1119人を超える可能性が高い。「ガンバといい試合をすることで、FC岐阜に目を向けてもらうきっかけになれば」。林さんは期待する。

 ガンバは、2008年のクラブワールドカップ(W杯)で3位になった強豪。今季はJ1から初めて降格したものの、J2で首位を走る。昨年の観客数が1試合平均5805人のJ2にあって、人気は際立っている。カターレ富山(富山県)は4月のガンバ戦で、ホームゲームの過去最高となる1万3639人を記録。ガンバ戦以外の9試合で、平均4285人しか観客がいないV・ファーレン長崎は1万8千人以上が入場。「ガンバ効果」の恩恵を受ける地方クラブは多い。

 3日の試合は、中日新聞社が応援する「中日新聞サンクスマッチ」として行われ、午後7時キックオフ。バックスタンド側の前売り券はまだ余裕がある。問い合わせは、FC岐阜=電058(231)6811=へ。

(中日新聞)

 

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