八重樫　砂浜ダッシュで“本来のスタイル”取り戻す！

初防衛戦に向けたキャンプで静岡県伊東市の海岸を走り込むＷＢＣ世界フライ級王者・八重樫東 Photo By スポニチ

　２階級制覇王者・八重樫東（３０＝大橋）が２日、静岡県伊東市で６月２７日から行っているキャンプを公開した。午前にロードワーク、午後にジムワークの２部練習で基礎体力づくりを主目的に行っているが、今回のテーマは「ストップ＆ゴー」だ。

　メニューの目玉は砂浜でのハードなダッシュ。瞬発力を養うのが目的だが、さらにシャトルランで笛を合図に前向き、後ろ向きで走るメニューも加わる。

　土居進フィジカルトレーナー作成のメニューだが、狙いは「出入りができるアウトボクシング」にある。井岡戦、五十嵐戦とファイタースタイルで戦った八重樫だが、初防衛戦の相手、ブランケットは３２勝２３ＫＯのハードパンチャー。本来のアウトボクシングで戦う作戦を立てているからだ。

　「本来のスタイルを忘れてしまった」と笑う八重樫だが「今回は出入りは必要。最終的にはスパーリングで戻す」と話す。その基礎をつくるキャンプは「ケガも疲れもない」と順調だ。