日本経済新聞

7月3日(水曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

速報 > 国際 > 記事

米ジンガ、マイクロソフトのゲーム事業責任者をCEOに

2013/7/2 7:26
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

 【シリコンバレー=奥平和行】インターネットゲーム大手の米ジンガは1日、米マイクロソフト(MS)のゲーム事業責任者を務めるドン・マトリック氏(49)を最高経営責任者(CEO)に迎え入れると発表した。8日付で就任する。ジンガはスマートフォン(スマホ)への対応の遅れなどにより業績が悪化しており、新トップのもとで経営を立て直す。

 創業者のマーク・ピンカスCEO(47)は取締役会議長と最高製品責任者にとどまる。ピンカス氏は同日の声明で、マトリック氏について「ハードウエア、ソフトウエア、ネットワークの各分野で業務執行ができるゲーム業界でも数少ない人物だ」と説明した。

 ピンカス氏は2007年にジンガを設立し、同社を交流サイト(SNS)を通じて遊ぶ「ソーシャルゲーム」の最大手に育てた。11年には新規株式公開(IPO)も果たしている。だが、スマホなどモバイル機器の普及に乗り遅れ、業績が低迷。株価も公開価格の10ドルを大きく下回る2ドル台まで落ち込んでいた。

 新CEOに就くマトリック氏はカナダ出身で、17歳の時にゲーム開発会社を自ら興した。ゲームソフト大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)が長く、07年にMSに入社。家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)360」などを担当するインタラクティブ・エンターテインメント・ビジネス(IEB)のプレジデントとして事業拡大に手腕を発揮した。

 MSのスティーブ・バルマーCEOは同日、社員に電子メールを送り、マトリック氏の辞任を説明した。同氏がオンラインサービス「Xboxライブ」などの普及に貢献したと指摘し、ジンガのCEO職を「素晴らしい機会」と指摘。ただMSは今秋に新ゲーム機「XboxOne(ワン)」の発売を控えており、トップ辞任の影響を抑えることが課題になりそうだ。

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有
関連キーワード

ゲーム事業責任者を、マイクロソフト、CEO、マーク・ピンカス、スティーブ・バルマー、エックスボックス、ジンガ、スマホ、マトリック、インターネットゲーム、エレクトロニック・アーツ

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 14,098.74 +246.24 2日 大引
NYダウ(ドル) 14,932.41 -42.55 2日 16:35
英FTSE100 6,303.94 -3.84 2日 16:35
ドル/円 100.62 - .66 +0.92円安 3日 5:39
ユーロ/円 130.57 - .62 +0.40円安 3日 5:39
長期金利(%) 0.890 +0.010 2日 15:28
NY原油(ドル) 97.99 +1.43 1日 終値
ニッポン金融力会議
GlobalEnglish 日経版

東北復興福島原発ブログ写真特集東北復興特集

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について