【シリコンバレー=奥平和行】インターネットゲーム大手の米ジンガは1日、米マイクロソフト(MS)のゲーム事業責任者を務めるドン・マトリック氏(49)を最高経営責任者(CEO)に迎え入れると発表した。8日付で就任する。ジンガはスマートフォン(スマホ)への対応の遅れなどにより業績が悪化しており、新トップのもとで経営を立て直す。
創業者のマーク・ピンカスCEO(47)は取締役会議長と最高製品責任者にとどまる。ピンカス氏は同日の声明で、マトリック氏について「ハードウエア、ソフトウエア、ネットワークの各分野で業務執行ができるゲーム業界でも数少ない人物だ」と説明した。
ピンカス氏は2007年にジンガを設立し、同社を交流サイト(SNS)を通じて遊ぶ「ソーシャルゲーム」の最大手に育てた。11年には新規株式公開(IPO)も果たしている。だが、スマホなどモバイル機器の普及に乗り遅れ、業績が低迷。株価も公開価格の10ドルを大きく下回る2ドル台まで落ち込んでいた。
新CEOに就くマトリック氏はカナダ出身で、17歳の時にゲーム開発会社を自ら興した。ゲームソフト大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)が長く、07年にMSに入社。家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)360」などを担当するインタラクティブ・エンターテインメント・ビジネス(IEB)のプレジデントとして事業拡大に手腕を発揮した。
MSのスティーブ・バルマーCEOは同日、社員に電子メールを送り、マトリック氏の辞任を説明した。同氏がオンラインサービス「Xboxライブ」などの普及に貢献したと指摘し、ジンガのCEO職を「素晴らしい機会」と指摘。ただMSは今秋に新ゲーム機「XboxOne(ワン)」の発売を控えており、トップ辞任の影響を抑えることが課題になりそうだ。
ゲーム事業責任者を、マイクロソフト、CEO、マーク・ピンカス、スティーブ・バルマー、エックスボックス、ジンガ、スマホ、マトリック、インターネットゲーム、エレクトロニック・アーツ
日経平均(円) | 14,098.74 | +246.24 | 2日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 14,932.41 | -42.55 | 2日 16:35 |
英FTSE100 | 6,303.94 | -3.84 | 2日 16:35 |
ドル/円 | 100.62 - .66 | +0.92円安 | 3日 5:39 |
ユーロ/円 | 130.57 - .62 | +0.40円安 | 3日 5:39 |
長期金利(%) | 0.890 | +0.010 | 2日 15:28 |
NY原油(ドル) | 97.99 | +1.43 | 1日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。