初めて贈られた化粧まわしを披露した大砂嵐=愛知県稲沢市の大嶽部屋で(岸本隆撮影)
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アフリカ大陸初の関取となったエジプト出身の大砂嵐(21)=大嶽=が1日、日本とエジプトの懸け橋となることをイメージした化粧まわしを初披露した。
日本とエジプトの国旗に挟まれるように3つのピラミッドが並び、中央に大砂嵐が仕切っているイラストが大きく描かれている。
「すごくかっこいいです。2つの国を結び付けて橋渡しをしたい気持ちです」
化粧まわしをつけて土俵入りの練習もこなし、師匠や部屋関係者と記念写真を撮ったりとずっと化粧まわしを締めたままはしゃいでいた。
表情は明るいが、今場所はラマダン(断食月)と重なり、初日が近づくにつれ注目も高まる。「宗教と政治は関係ない。相撲はスポーツだから。聞かないでほしい」とげんなりしていたが、それも乗り越えなければならない人気者の壁だ。 (岸本隆)
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