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【大リーグ】

黒田、息切れで6敗目 序盤の今季自己ワースト3被弾響く 

2013年7月2日 紙面から

◇オリオールズ4−2ヤンキース

 【ボルティモア穐村賢】ヤンキースの黒田博樹投手(38)は30日、敵地でのオリオールズ戦で6イニング0/3を7安打4失点で今季6敗目(7勝)を喫した。1〜3回で今季ワーストの3被弾と序盤に打ち込まれた黒田は「状態が良くない中、失投をホームランされて、それが大きなホームランになった」。チームも5連敗で地区4位転落と“下り坂”で、試合を振り返る顔も自然と険しくなった。

 1−1の2回に勝ち越し弾を浴びたのはホームランキングを独走するデービス。前日2発の大砲に外角シンカーを左翼席へと流し打たれ、「(あの球を)反対方向に打たれたらしょうがない」と脱帽するしかなかったが、3回の一発は完全な失投。カウントを取りにいった甘いカーブをマクロースに運ばれ、「バッテリーミス。何の気なしに首を振らずに投げてしまった」とうつむいた。

 ただ、3被弾はいずれもソロ。黒田自身も「何とか粘っていればっていう展開を期待していた」が、援護は相手の押し出しとカノの一発だけ。4回以降持ち直した黒田もさすがに最後は息切れした。

 「打線の方は自分では一切コントロールできない。(投手としては)常に抑えていくしかない」と黒田。マウンドで孤立する中、じっと我慢の投球が続く。

 

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