藤田まことさん孫娘・花リーナ、歌手デビュー

花リーナが「お守りとして」と常に持ち歩く故藤田まことさんとのツーショット写真【拡大】

　年間を通して高温多湿のシンガポール。花リーナが、キレのあるダンスとパワフルな歌声で熱いステージをみせつけた。

　ダンスナンバー「Ｔａｋｅ　Ｍｅ　Ｈｉｇｈｅｒ」を１７日に配信して日本デビューを飾る彼女は先月３０日、シンガポールの高級ホテル「マリーナベイ・サンズ」で行われたダンスの世界大会「ＤＡＮＣＥ＠ＬＩＶＥ」で同曲を初披露。世界中から集まったダンサーら約３００人を魅了した。

　彼女の母親は藤田さんの長女で所属事務所の社長（４８）。父親（４９）がハワイ在住のため９歳まで同地で過ごし、現在は大阪・箕面市のインターナショナルスクールに通う高校１年生だ。

　幼少のころから歌とダンスが大好き。サンケイスポーツの取材に「念願の歌手デビューが決まってうれしい」と初々しい笑顔をみせたが、実は６歳のときに藤田さんと撮影した写真を胸に忍ばせてシンガポールの舞台に立った。

　「ステージでは緊張するので天国の大好きなおじいちゃんに『一緒に舞台に立ってね』とお願いしました」と告白。写真は藤田さんが２０１０年に他界するまで財布に入れていたものだという。

　「おじいちゃんは撮影現場にも連れて行ってくれて周囲の人を大切にする姿勢を学びました。今後はこの写真をお守りとして成長したいです」。

　涼しげな目元が祖父似の彼女だが当面はサングラスをかけ“覆面アーティスト”として活動予定の花リーナ。スターだった祖父への思いを胸に、花リーナが歌手として羽ばたく。（山内倫貴）

（紙面から）