Updated: Tokyo  2013/07/03 03:58  |  New York  2013/07/02 14:58  |  London  2013/07/02 19:58
 

ユーロ圏:5月生産者インフレ率、マイナス0.1%-回復もたつき

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  7月2日(ブルームバーグ):ユーロ圏の5月の生産者物価指数 は前年同月比で横ばいの予想に反して低下し、2カ月連続のマイナスとなった。域内経済が過去最長のリセッション (景気後退)から脱却するのに苦戦している状況が示唆された。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が2日発表した5月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前年同月比0.1%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト16人の調査中央値 では横ばいが見込まれていた。4月は0.2%低下だった。5月は前月比では0.3%低下。

発表によれば、5月のエネルギー価格は前年同月比1.8%下落し、3カ月連続の値下がりとなった。中間財は0.5%下げた。一方、資本財と耐久消費財の価格はそれぞれ0.6%と0.7%上昇し、伸び率は4月と一緒となった。

6月のユーロ圏消費者物価指数は1.6%上昇と、前月を上回るインフレ率になったものの、欧州中央銀行(ECB)が目安とする2%弱の水準を5カ月連続で下回っている。ブルームバーグがエコノミスト62人を対象に実施した別の調査 では、ECBは4日の定例政策委員会で政策金利を過去最低の0.5%に維持するとみられる。

原題:Euro-Area May Producer Prices Unexpectedly Decline onEnergy(抜粋)Eurozone May Producer Prices: Summary (Table) (抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ブリュッセル Patrick Henry phenry8@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/02 19:01 JST

 
 
 
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