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ロシア ロケット打ち上げ失敗7月2日 18時18分
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中央アジアにあるカザフスタンの宇宙基地から、ロシアの通信衛星を積んだロケットが打ち上げられましたが、エンジンに異常が起きて空中で炎上し墜落しました。
ロシア宇宙庁によりますと、このロケットは、ロシアの通信衛星「グロナスM」3基を積んだ「プロトンM」です。
2日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられましたが、17秒後にエンジンに異常が起きて燃料に引火し、空中で炎上して墜落しました。
墜落現場は、人が住んでいる地域からおよそ60キロ離れていますが、ロケットには有毒な燃料が大量に積まれていたため、現地の非常事態省は、現場周辺を封鎖して大気や土壌への影響を調べています。
ロシアは、3年前にも今回と同じように通信衛星「グロナスM」3基を積んだロケットを、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げましたが、軌道に乗らず太平洋に落下し、失敗しています。また、ほかにも、宇宙ステーションに物資を運ぶための無人輸送船の打ち上げに失敗したり、火星探査機を軌道に乗せることができなかったりしており、宇宙開発で世界をリードしようとこの分野に力を入れているロシア政府にとって痛手となっています。
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