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【元ネタを探る14】レイシストしばき隊の旗にパクリ疑惑、恥ずかしいその秘密

有田芳生参議員議員とお友だちのシバキ隊と称する皆さんが、自慢げに掲げる「アンチレイシズムフラッグ」。最近では2500円で販売もされているそうです。その元ネタについて探ってみました。(事実の検証のために、一部、クリエイティブ・コモンズではない画像をお借りしました)

更新日: 2013年06月10日RSS

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【告知】この旗を一枚送料込み2,500円で販売します!pfarjp@gmail.com 宛に1.氏名(HN可) 2.住所3.数量4.男性版か女性版か を明記の上購入希望メールをください! twitpic.com/ci5egm twitpic.com/ci5egk

まとめ人はさらに調査を続け、うりふたつのものを発見しました。

コレです。

このEmanuele Benvenuttiというグラフィックデザイナーの人のページでロシアの構成主義について解説しています。

これはアレキサンダー・ロドチェンコ氏の有名な作品です

■ロシア アヴァンギャルド(Russian avant-garde)

ロシア・アヴァンギャルドとは、1910年代から、ソビエト連邦誕生時を経て1930年代初頭までの、ロシア帝国・ソビエト連邦における各芸術運動の総称。

ロシア・アヴァンギャルドに含まれる芸術理念には、
レイヨニスム(Лучизм)
シュプレマティスム(Супрематизм)
ロシア構成主義(Конструктивизм)
の3つの芸術理念があり、

アレキサンダー・ロドチェンコは、ロシア構成主義に属する主要作家です。

1891年12月5日(ユリウス暦:11月23日)~1956年12月3日)ロシア構成主義の芸術家。絵画、デザイン、舞台芸術、写真など、幅広くに渡って活躍した。

経歴
1891 ロシアのペテルスブルグで舞台装飾職人の家庭に生まれる。モスクワのストロガノフ応用美術学校に入学するも、1年で退学。画家を志す
ゴンチャローヴァやマレーヴィッチの影響を受ける
1916 タトリン組織の倉庫展に招待されて抽象的ペン画を出品
1917 タトリンのサポートとしてカフェ・ピトレスクのデザイン(室内装飾)を行う
1918 革命後、人民教育委員会造形美術部門のメンバーとなり、美術館および購入基金部門の責任者となる
タトリンとともに生産芸術論を推進
その後、構成主義的様式によるタイポグラフィ、写真、舞台芸術が主要な仕事となる
1923 「われらが産業」シリーズの菓子の包装なども手掛ける。<広告-構成者 マヤコフスキー-ロドチェンコ>の商標をつくり、さまざまなポスターを手掛ける
1956 死去

■そして、驚きのこちらのバカ画像(お題)掲示板にも注目

この写真を左右反転します

左の男性の顎の輪郭と首の黒い部分に違和感があります。4枚上のインドの人のヒゲだらけの顔を見ると、その謎が解けます。

【結論】「レイシストしばき隊の旗」は、アレキサンダー・ロドチェンコ氏の作品のパクリ画像の上に、バカ画像掲示板からパクってきたインドの人の画像を左右反転して少し書きなおして合成したものである疑いが強い

アレクサンドル・ロドチェンコのオリジナルでは、右側の三角形にひろがっていくデザイン部分で、女性の【読書】の呼びかけが、左半分の黒い闇から革命を表すソ連国旗の色の赤に向かって拡散していくイメージをみごとに表現しています。

しかし、レイシストしばき隊の旗なるものでは、右側の三角部分と赤ならびに左の黒い闇が何を意味しているのか意味不明です。

アレクサンドル・ロドチェンコの作品は、好みで赤を選んだわけではなく、このソ連国旗に女性などのデザインを載せていったと考えたほうがわかりやすいでしょう。

【注】レイシストしばき隊様が、各権利者より許諾を受けて、営利販売されている可能性もありますので、あくまでも疑いです

まあ、オリジナルデザインではないことは言えるでしょう。このようなパクリバッタ物?を購入するよりは、オリジナルの美術品の方のご購入をお勧めします。

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スイカのタネさん

一番作りたいものは、『動画サイトに氾濫する動画をテーマ別に効率的にわかりやすく見るための動画集まとめ』です。しかし、大量の関連動画をすべて見てから取捨選択しているので、なかなか仕事が捗りません。

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