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被ばく線量 健康調査で誤通知6月26日 4時19分
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東京電力福島第一原発の事故を受けて、福島県がすべての県民を対象に行っている健康管理調査で、1万6000人余りの被ばく線量の推計値を誤って通知していたことが分かりました。
健康管理調査は、福島県がすべての県民およそ200万人を対象に、原発事故のあとの個人の行動記録などを基に、事故直後からの4か月間にどの程度外部被ばくをしたのか、放射線量などを推計し、県民に通知しています。
県によりますと、これまでに計算が終わった42万人余りのうち、1万6118人に対し、誤った外部被ばくの放射線量の推計値を通知していたことが分かったということです。
推計は千葉市にある放射線医学総合研究所が行っていて、県によりますと、コンピューターのプログラムの日付がずれていたため、誤った放射線量を基に計算していたということです。
このうち1万2000人余りについては、本来の推計値よりも低く計算されていて、最大で0.4ミリシーベルト低く伝えていた人もいたということです。
県では、修正をした推計値でも健康に影響が出るとは考えにくいとしています。
県は今後、プログラムを修正し、正しい推計値を対象の県民に通知することにしていて、福島県保健福祉部の馬場義文次長は、「県民の皆さまに深くおわび申し上げます」と話しています。
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