漁再開へ期待、アワビ2万個放流 福島

アワビの稚貝を磯場に放流するため海に潜る漁師=1日午前、福島県いわき市沖

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2013年7月1日 17時52分
(29時間24分前に更新)

 東京電力福島第1原発事故で漁の自粛が続く福島県沿岸で1日、震災後初めてアワビの稚貝2万個が放流された。

 放流はいわき市の4カ所で実施。全長約3センチだが、順調にいけば4年後には採取可能な9・5センチほどの大きさになるという。

 震災前は、県栽培漁業協会が福島県大熊町で放流用のアワビやヒラメを育てていたが、津波で施設が全壊。協会は、水産総合研究センターの増養殖研究所南伊豆庁舎(静岡県南伊豆町)に職員を派遣し、育てた。

 放流にはいわき市の地元漁師が協力。漁師の馬目正平さん(58)は「漁業が再開できる時までに無事に育ってほしい」と話した。(共同通信)

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