トップページBusinessニュース年金積立運用 過去最大の収益
ニュース詳細

年金積立運用 過去最大の収益
7月2日 16時56分

年金積立運用 過去最大の収益
K10057462711_1307021711_1307021720.mp4

公的年金の積立金の昨年度・平成24年度の運用実績は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待などにより、株価が上昇したことから、11兆2200億円余りの黒字となり、現在の運用形態が始まった平成13年度以降、最大の収益となりました。

公的年金である国民年金と厚生年金の積立金を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人」は、2日、昨年度・平成24年度の運用実績を発表しました。
それによりますと、113兆円余りの積立金の市場運用の収益は、▽国内債券が2兆1263億円、▽国内株式が3兆3314億円、▽外国債券が1兆8218億円、▽外国株式が3兆7620億円、それぞれ黒字となるなど、合わせて11兆2222億円の黒字となりました。
これは、独立行政法人による自主的な運用が始まった平成13年度以降、最大の収益で、このうち、安倍政権が発足したあとのことし1月から3月の間だけで、およそ7兆6000億円の運用益が得られたということです。
これについて、独立行政法人は「異次元の金融緩和をはじめとした、いわゆるアベノミクスへの期待で国内外で株価が上昇したことなどが背景にある」と話しています。公的年金の積立金を巡って、政府は、経済の成長戦略で、巨額の資産を有効に活用しようと、運用方法を見直す方針を打ち出しており、現在、有識者会議が具体策の検討を進めています。

[関連ニュース]
k10015746271000.html

[関連ニュース]

  自動検索

公的年金運用見直しの議論開始 (7月1日 21時32分)

このページの先頭へ