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事件
時速80キロバス、運転手意識不明 乗客がハンドルつかみ、手でブレーキを…
2013.7.2 15:48
観光バスの運転手が三重県内の高速道路を走行中に意識を失い、異変に気付いた乗客3人が連係プレーでバスを止め、大惨事を未然に防いでいたことが2日、分かった。運転手は病死が確認されたが、乗客31人にケガはなかった。
三重県警高速隊によると、1日午後5時50分ごろ、愛知県岡崎市の運輸会社「オーワ」の観光バスが亀山市の東名阪自動車道を走行中、運転手の男性(44)=岡崎市正名町=が急に意識を失った。
これに気付いた52歳と57歳の女性乗客2人がとっさにハンドルに飛びつきバスを操作。その間に、男性乗客(42)が運転席の足元に潜り込み、手でブレーキペダルを押してバスを止めた。
乗客によると、速度は時速80キロほど出ていたといい、バスはゆるやかな右カーブを蛇行し、片側2車線の道路左側や中央分離帯側のガードレールに衝突しながら数百メートルにわたって走行した。
3人がバスを止めようとしている間、ほかの乗客は蛇行する車内でパニック状態になったというが、バスは前部の左右と側面が破損したものの、他の車へ接触することはなく、客席部分が大破することもなかった。
バス停車後、運転手は鈴鹿市内の病院に運ばれたが、約5時間後に急性大動脈解離で死亡した。
バスを止めた3人はいずれも愛知県内に住む会社員で、伊勢神宮を参拝するバスツアーに参加し、愛知県に帰る途中だった。県警高速隊は「とても珍しいケースだが、3人のお手柄で乗客にけががなくてよかった」と話している。
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