タレントのローラさん(23)が苦境に立たされている。ローラさんの父親で、バングラデシュ国籍のジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(53)が、国民健康保険の海外療養費をだまし取ったとして、詐欺容疑で国際指名手配されたことがきっかけだ。
現在、13社のCMに出演しているという売れっ子の彼女。しかし、サンケイスポーツの報道によると、6月26日までに取材に応じた13社中5社のうち、CMの継続を表明した会社は1つもなかったという。芸能人の仲間やネットユーザーからは「親がしたことで本人のせいじゃないのに気の毒だ」という同情の声も多く寄せられているが、イメージを優先するCMの世界では「逆風」が強く吹いているようだ。
だが、本人に落ち度がないのに、家族の犯罪容疑のせいでCM契約打ち切りや更新拒絶をされてしまうことは、法律的に問題ないのだろうか。また、一般企業に勤務する会社員が、家族の犯罪を理由にクビになったり、左遷されたりした場合はどうなのか。秋山直人弁護士に聞いた。
●家族の犯罪を理由に解雇することは認められる?
「当然のことですが、父親に犯罪の容疑がかけられたとしても、その容疑になんら関与していない娘には法的責任はありません」
秋山弁護士はこのようにキッパリ言う。そのうえで、「一般企業で働く会社員に対し、家族の犯罪を理由に解雇するといった不利益な取扱いをすることは、基本的に違法でしょう」と話す。
一方で、今回のローラさんのケースについては、「CM契約の特殊性がある」と指摘する。
「そもそもCM契約は、タレントのイメージを商品や企業のイメージに結びつけて広告効果を狙うものです。
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秋山直人弁護士プロフィール