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専門家に聞く、猛暑と温暖化の関係- ナショナルジオグラフィック(2013年7月2日14時45分)

専門家に聞く、猛暑と温暖化の関係
Photograph by David McNew Getty Images

 アメリカ南西部が記録的な熱波に襲われている。この地域の気温は4日連続で華氏100度(摂氏約37.8度)を越えた。カリフォルニア州デスバレーでは6月30日に気温が摂氏53度に達し、1913年7月10日に記録した摂氏57度という過去最高気温に迫った。

 この熱波の理由は何なのか。地球温暖化は要因の1つなのか。歴史上の猛暑と比べてどうなのか。ハーバード大学の気候学者マーティン・ティングレイ(Martin Tingley)氏に聞いた。

 ティングレイ氏と、共同研究者のピーター・ホイバース(Peter Huybers)氏は今年4月に「Nature」誌に論文を発表し、1400年以降の約600年間で、2005年、2007年、2010年、2011年の4年が、最も気温が高かったと結論づけた。

◆このところの熱波の理由は分かっているのでしょうか?

 天気図を見ると、ブロッキング現象が起こっているようです。これはジェット気流が特定の形で安定しているときに生じる現象です。このため、大きな高気圧がアメリカ西海岸に、低気圧が東海岸にあります。それが、ここ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)で雨が続き、西海岸が猛暑に襲われている理由です。

◆あなたをはじめ科学者の方々は、今年の熱波を分析して、過去の猛暑に比べてどうなのか、見きわめがついているのでしょうか?

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