HONDA TODAY メンテナンス その8 リアサス交換
我が通勤用の愛機、愛称ジョエル(50cc ホンダ・TODAY BA-AF61)の大規模メンテナンスの一環ということで、前回までに続き、リアサスの交換です。
そもそも、たかが原チャリ、それもスクーターでサスの交換なんてするのか? と思われる方もいらっしゃると思います。
小型以上の二輪、或いは、オフロード型やレーサーレプリカ型(死語か)ならまだしも・・・・ですね。
所が、これがアリなんです。
何度も何度も書いてるように HONDA TODAY AF61 は中華製の超廉価低コスト粗悪原チャリなので、色んな所がプアに出来ています。
去年、通勤用に中古で購入して、この TODAY に乗り始めてすぐに思った事は「こりゃ~不安定で怖いなー」でした。
ウン十年ぶりに原チャリに乗ったっていうのもありますが、エンジンは非力で吹けない、タイヤはグリップせずに路面感覚曖昧、その癖フロントサスは働いてないようで路面の衝撃がモロにくる、逆にリアのサスはふわふわ過ぎて姿勢が崩れる、総合的に不安定で頼りない、と言う最悪な印象。
だからこそ、販売台数が多く・性能が低く・安い以外にコレといった特色がない如何にも盗難の対象になりくにくいと言う TODAY は、日中にド田舎の駅の駐輪場に停めっぱなしにする通勤には持って来いのスクーターでもありました。
まぁ、1年近くも乗ってりゃ、愛着もわくし癖も判ってくるってもンです。
文句言いつつも、晴の日も雨の日も雪の日も夏も冬もほぼ毎日通勤に使ってました。
しかし、通勤に使うのは田舎道なので、小刻みに左右にウネッてるは、アップダウンは多いは、路面は悪いはで、雨雪霜の日は非常に神経を使い、気苦労が耐えませんでした。
TODAY の純正タイヤは寿命こそ長いものの、滑りやすくてプアっていうのは有名だったので、その内に変えるつもりでいました。
タイヤ交換すればかなり改善されるのは判っていましたが、それだけではダメだろうとも思っていました。
上にも書いたように、路面の状態が悪いくせに、フロントサスは「サス」の機能を果たして無い上に、リアサスはふわふわし過ぎて踏ん張りが効かないからです。
クルマだって似たようなもんで、それなりに走ろうと思うと、タイヤ+サスペンションの組み合わせが重要になってきます。
そこで、随分前からフロント&リアサスに付いて、調べてました。
その結果、最悪な事が判りました。
なんと、TODAY のフロントサスペンションは、単にフロントフォーク(筒)の中にグリスを封入しただけのもの(グリスダンパーと言う)らしいのです。
一般的なオイルがオリフィスを通過する時の抵抗をダンパー効果として使っているのでは無く、フロントフォークのチューブ内をパイプが上下する摩擦抵抗をダンパー効果として使用し、そのパイプの焼き付き防止にグリスが封入されているだけらしいのです。
道理で路面からの衝撃のイナシ方が粗雑な筈ですよ・・・・
逆に、シート直下にあるリアサスペンションは真っ当な造りになっているようですが、如何せんヤワ過ぎます。
最初からこうなのか、ヘタった結果なのか判りませんが、上にも書いたようにふわんふわんし過ぎてて踏ん張りが効かず姿勢が安定しないのです。
残念な事にフロントサスはサードパティ製品は出てないようでしたが、幸いなことにリアサスはサードパティ製品がありました。
そこで、今回の大規模メンテのタイミングでリアサスを変えてみる事にしたのです。
合わせてタイヤ交換もする予定でしたので、バラすついでに出来るんじゃないかという考えがありました。
という事で前置きが長くなりましたが、リアサス交換です。
注) 今回、色んなパーツの交換作業が同時進行で進んでいるので主題の部品とは関係ない所がバラされてたりします。気にしないでください。
今回交換するリアサスペンションです。
モノは SP武川 の TODAY/DIO(AF61/AF62/AF67AF68)用のものです。
駆動系をキタコで揃えたので、リアサスはSP武川にしてみました。
価格は4千円未満でした。これまた安~い!
一応、プリロードを5段階で調整できるようですが、レンチが同梱されてないので調整は出来ません。
まぁ、初期状態では中間にセッティングされているようなので、先ずは吊るしで付けてみて、必要であれば後々調整します。
そうそう、この製品、スプリングがシルバーメッキと赤の二種類が有ったのですが、今回は赤にしてみました。
他が平々凡々としているので、アクセントが一つは有ってもイイんじゃないか?と思った結果です。
駅の駐車場に並ぶ同型の TODAY から自分のジョエル(愛称)を探しだす時の特徴になりますし。
(^^)b
写真1枚目2段目
リアサスは、車体左側面にあります。
取り付けボルトは、フレーム上部(シート直下)とエアクリーナーボックスとクランクケースの間の2ヶ所です。
取り付けに際しては、リアカウルの取り外し(実際にはズラすだけで行ける)とエアクリーナーボックスの取り外し(こちらも実際にはズラすだけで行ける)が必要です。
この写真は上側ボルト(14mm)。
同じくリアサス取り付け位置、下側ボルト(12mm)。
リアカウルの取り外しはコチラを参照して下さい。
自分は全部外すのは面倒くさいので、ズラすだけで済ませます。
写真2枚目2段目
エアクリーナーボックスは、この2ヶ所のボルトを外せばズラせるようになります。
エアクリーナーボックスを取り外そうとすると、裏側のキャブレターに繋がってる配管も外す事になり面倒くさいので、こちらもズラすだけにします。
純正とSP武川の比較です。
スプリングの赤がシャレた感じ(笑)。
後は逆の手順で組み付けます。
特に注意する点はありませんが、純正を外した時の状態によっては、ボルトの取り付け位置が合わない場合があります。
そんな時は慌てずに、クランクケースを手に持って動かすと、リアアームが動いてボルトの穴の位置が合わせられるようになります。
写真3枚目2段目
取り付け後です。
赤にして正解でした(笑)。
取り付け終わったら、試走です。
さて、交換後の走りの感想ですが・・・・・これは、タイヤ交換のエピソードが終わるまでお預けとしときます。
理由としては、全部いっぺんに変えたので単独の感触がなかなか判りづらいのと、実はタイヤ交換の際に或るトラブルが発生し、それに絡んで大きく印象が変わることが有ったからです。
という事で、次回は、大規模メンテ最終章、タイヤ交換です。
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コメント
どうも初めまして、POPPOと申します。僕は最近こーせーさんと同じTODAYを中古で購入したのですが、ブログを拝見したところタイヤについてはあまりヨロシクないものを純正として採用しているとのことでした。今は山梨に住んでいるのですが、ちょっと冬が怖くなってきましたww やはりタイヤは交換したほうが安全でしょうか? なにぶん、初めて原付を購入したのでまだそういた感覚がわかりません・・・。
投稿: POPPO | 2012年10月23日 (火) 00時44分
POPPOさん、はじめまして。
返信が遅くなりすみません。
出来れば、交換したほうがイイかもしれませんね。
純正はとにかく踏ん張りが効きません。
自分が買ったPOLSO D306はそこそこグリップイイですね。
その代わり減りは結構早いようです。
自分は今年、福岡で大雪が降り5~10cm程も積もった中、そのPOLSO D306を履いて走った事がありましたが、右に左に振られながらも何とか5Kmの道のりを帰り着くことが出来ました。
投稿: こーせー(管理人) | 2012年11月 4日 (日) 03時12分