東町漁協ブログ

2010 年 8 月 2 日

無念

お知らせ — azuma @ 10:40 AM

 今回の赤潮は一カ月以上にわたり八代海全域の養殖業者を苦しめ、ようやく終息しました。今回の赤潮は100年に一度の悪条件が重なって起こったものであろうと専門家の先生が評される程の規模でした。濃く長期間の赤潮によって大きな痛手を受けました。
 
 ここでは生産者たちが昨年の被災から今回の被災までの間、必死に何をしてきたか、そしてその結果このような被災を受けたことが如何に無念なことであるのかをお伝えしたいと思います。
 
 東町漁協の生産者たちは昔から赤潮の時期には顕微鏡でプランクトンの監視をしています。そして今年も6月末からの毎日、夜明け前から日暮れまでの間、養殖場の表層、5m、10m、15mの水深などから水を汲み、プランクトン数のカウントを行っています。また養殖場だけでなく、遠くは八代沖までの八代海全域を船で走り回ってはプランクトンの監視や水質調査も行い、その監視結果から早期の餌止めやその他の対策を適切な時期に行いました。
 
 そして、昨年は監視データによってシャトネラが水深の深いところでは比較的数が少なかったこと、そして被災状況から水深の深い生簀網の魚の生残率が高かったことが分かりました。そこで生産者たちは今夏の対策として、生簀を沈めたり網を深くするなどの対策をしたのです。
 
 万全とは言えないにしても、これだけの対策を施していれば昨年のような大被害だけは免れることができるのでは…そう思っていました。ところが今年は100年に一度と評される大発生が起きたのです。出来得る限りの対策として行ったことも、過去に例が無い規模で発生した今回の赤潮には敵いませんでした。
 
 報道で『対策として塩を撒いて防除した』等は紹介されたようですが、それは生産者たちの最後の抵抗だったのです。赤潮が来るまで無策でいて、塩を撒くことしかしなかった訳ではありません、それ以前に出来得る限りの対策をしていたのです、それだけに今回の被災は無念でならないのです。

4件のコメント »

  1. 東町漁協御中

    初めまして。
    唐突に失礼致します。
    簡潔に自社紹介をさせて頂きます。
    私は、静岡県伊東市で60年程水産業を営んでおります。
    森田と申します。
    水産業の傍ら、株式会社日本海洋科学研究所という会社を運営し、
    海洋研究、バイオマス研究をしております。

    現在、日本でTOPのバイオマス研究開発をしています、
    株式会社グリーン電力総合研究所と技術供与しております。

    当グループは現在世界で最も優れた水処理技術を持っておりますが、
    今回、メキシコ湾原油流出事故での海水浄化実験でも世界で唯一海水を素早く能率良く低コストで処理する事に成功し、現在日本政府と共にアメリカ政府に訴えかけをしているところであります。
    http://www.youtube.com/watch?v=B_8wbV_uGII

    この度の東町の赤潮被害は、同じ水産業、海洋研究をしている立場からしても、
    とても残念で携わっいる全ての方々の心情を考えると心が痛みます。

    ですが、当グループが持っている水処理であれば赤潮の発生は防げ、
    また、発生したとしても一度に何千トンという量をものの数十分で処理出来る技術ですのでお役に立てるかもしれません。
    とてもコンパクトですのでスペースもとりません。
    技術的には電荷という水の摩擦で微量の電気を起こす事と、天然鉱石を使った凝集剤を散布する事で赤潮の発生を防ぎ、発生しても瞬時に分離しプランクトンをコーティング出来ます。
    天然鉱石ですので環境負荷や二次被害はありません。
    また稼働し続けていると海水に含まれている微量のレアメタルもとれます。

    これを漁協に完備しておけば赤潮被害を防げます。

    また、死んでしまったぶりですが、
    再利用出来ます。
    私たちの持っている過熱蒸気という世界最新の技術ですと、
    数十分で活性炭になりますので、活性炭の販売も出来ますし、
    また、無酸素状態で油水分離も出来ますので、良質な油もとれます。

    これを万が一の時に備えておけば、処理にもコストがかかりません。
    赤潮の時だけでなく、近隣の加工廃棄物も処理すれば、
    年間通して新しい収入になります。
    年間通して原料が確保できれば、メタンガス発電も出来ますので、
    電力も賄え、また、余った電力が電力会社に売る事に出来ます。

    資料を東町漁協宛に送付致しますので拝見下さい。

    当グループ関係会社が鹿児島にあり、
    そこの代表が東町漁協の方とお知り合いとの事ですので、
    連絡が行っているかもしれません。

    連絡先を明記します。

    株式会社日本海洋科学研究所
    静岡県伊東市十足610-190-101
    tel/fax 0557-45-7772
    代表取締役 森田悠馬

    鹿児島県連絡事務所

    株式会社ヒラミネ
    鹿児島県薩摩川内市里町里3251番地
    TEL:(09969)3-2346
    (8:00~18:00)
    FAX:(09969)3-2658、
    mail:info@hiramine.co.jp
    http://www.eco-recycle.biz/
    代表取締役 平嶺 繁

    現在、静岡県沼津水産開発センターでの日量40トンの水産廃棄物の処理に、
    これら技術導入を検討して頂いております。

    何かお手伝い出来る事があるかもしれません。
    よろしくお願い申し上げます。

    では失礼致します。

    コメント by 株式会社日本海洋科学研究所 — 2010 年 8 月 2 日 @ 5:29 PM

  2.  このたびの赤潮の災害、心よりお見舞い申し上げます。
     今年の4月に御組合を訪問させていただき、鰤の養殖に対する真摯な取組に感銘したところであり、長元組合長さんはじめ皆様方のお顔をなつかしく思いうかべます。先週、私の市場の石川中央魚市の横町社長から「場長、東町に赤潮が発生した」と聞き及び、心配しておりました。100年に1回という赤潮の発生とのことで残念でなりません。一日も、早い復興を遠い地ではありますが、お祈り申し上げております。
     金沢市中央卸売市場長 甚田和幸

    コメント by 甚田和幸 — 2010 年 8 月 3 日 @ 2:57 PM

  3. 東町漁協様

    昨年に引き続くこのたびの災害、心よりお見舞い申し上げます。
    生産者の方々を思うと、かける言葉を見つけることができません。

    東町漁協の職員の方々は、上の取り組みの他にもいろいろと取り組みをされていました。
    昨年度の赤潮被害の処理がすんだ後に、今年の赤潮を想定し動きはじめていました。
    他県の赤潮対策を聞くために、私費で水研を訪ねたことも知っております。
    また、何か有益な情報は無いかと学会に足を運ばれ、赤潮の研究が赤潮のための研究であり、魚への被害を減らすものに直結していないことにがっかりされていたのも知っております。

    さらには、様々なヒアリングから得た眉唾の様な話から科学的なことまで赤潮対策として漁協の水槽で試験をされていました。本来なら研究機関が行うべきようなことまでも、漁協主導で行っていました。

    これらの昨年からの取り組みがあるにも関わらず、今年のような結果になったことは本当に無念であったと思います。

    ここまでの規模になると、もはや一漁協で対応するには限界ではないかと思います。赤潮がここまで発生してしまうのは海のせいだけではないと思います。長雨と大雨による陸地からの栄養塩の流入の影響を無視することはできないと思います。海でいくら対処しても、限界があります。皆さんがこのことに早く気づき、もっと広い視野での対策が始まることを切に願うしだいです。

    コメント by 関係者 — 2010 年 8 月 7 日 @ 5:36 PM

  4. 東町漁協様、生産者の皆様、関係者の皆様

    2年連続の大被害、心からお見舞い申し上げます。

    小生、貴地区で養殖に関わる仕事をしていた者です。当時は皆様と共に汗を流し、安定経営に向け試行錯誤を繰り返し、挑戦が失敗に終われば共に涙を流し、上手くいってお礼を言われて涙し、自身を成長させてくれた大切な土地です。

    どうか、心が折れることの無いよう根気強く様々な支援を求め、再起してください。ここには他に類を見ない程、たくさんのやる気ある2代目3代目の後継者達が揃っています。

    これからも、自分に出来る応援は惜しむ事無く継続してまいります。

    コメント by あしあと — 2010 年 8 月 10 日 @ 11:04 AM

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