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はじめに

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ライトノベルにおけるイラストが売上に与える影響について、 小説の内容とイラストの関係について探ります。

“もしライトノベルにあのイラストがなかったら?”

今現在、もっとも多くの売上記録をたたき出しているライトノベルの某タイトルは、2013年1月時点において、原作の累計売上部数は1400万部、コミックなどの関連書籍を含めた累計発行部数は1900万部を突破しています。
しかし、こういった売上記録、内容の優劣のみで出るものではありません。別の要因が大きく作用します。それが『イラスト』です。

“『人間失格』~実績のある有名漫画家をイラストレーターとして起用~“

イラストの効果が大きいことを証明するために、ある一つの事例を紹介しましょう。
『人間失格』、という作品をご存知でしょうか。誰もが知る小説家、太宰治の代表作の一つです。主人公は他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかり。子供の時から気が弱く、人を恐れていますが、その本心を悟られまいと道化を演じ、最終的には他者より狂人としてのレッテルを貼られたことを自覚し、自分はもはや人間を失格したのだ、と確信するに至るストーリー。本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男性の人生を、その男性の視点で描く、よほど文学好きの方で無ければ、本を買ってまで読むことはない『非常にとっつきにくい』古典作品です。
ところが、です。『人間失格』の表紙イラストを、大ヒット漫画作品『DEATH NOTE』で有名な小畑健が担当すると、売上が非常に伸びたのです。『DEATH NOTE』の読者が、イラストの効果でそのまま、とっつきにくい、売れない文学作品に手を出す結果になったのでした。

“本も見た目で判断される?~文章とイラストの情報伝達力の差~“

百聞は一見にしかず、という言葉があります。人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいと言う意味です。これは、百か、それ以上の言葉で得ることのできる情報よりも、一枚のイラストで得ることのできる情報のほうが優れている事を意味します。ライトノベルでも通常の小説でも、購入者が最初に見るのは表紙イラストですから、魅力あるイラストを表紙に使えば、購入者に多くの情報を、文章を使うよりも速く伝えることが出来ます。登場人物の絵姿、作品の雰囲気を伝えるためにイラストは有用なのです。

“まとめ~売上を左右するイラストにこだわる必要~“

ライトノベルに限らず書籍の優劣は内容を見なければわかりません。ですが見てもらい、内容を判断してもらうには、まず手に取ってもらわなければなりません。手に取ってもらうためには、前段階として、店でその本を選択してもらわなければなりません。それ相応の努力が必要です。 本を手にとってもらうためにライトノベル業界がとった手段が『イラストにこだわる』こと。内容を伝えるキャッチコピーとしてのイラストをもっとも有効活用しているのが、現在のライトノベル業界なのです。
下図のようなイラストを表紙に使った場合、左であるならば幻想的イメージですのでファンタジー作品に、右の歯車のイラストならSF作品に使えば大まかな内容を伝えることが出来ます。

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