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宮城・丸森町で住宅の除染始まる 来年末までに完了へ
 | 民家周辺の落ち葉や腐葉土を取り除く作業員 |
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福島第1原発事故に伴う放射性物質の汚染状況重点調査地域に指定されている宮城県丸森町は1日、除染実施計画に基づき、一般住宅の除染作業を筆甫川平地区で開始した。町全域の一般住宅約4000戸が対象で、来年末までの作業完了を目指す。 筆甫川平地区では住宅33戸と集会所など44カ所が対象。先月の町の測定によると、同地区の空間放射線量(地上1メートル)は毎時0.29〜0.49マイクロシーベルトで、国の基準値(毎時0.23マイクロシーベルト)未満となるように除染に取り組む。初日は作業員6人が、民家に隣接した森林の落ち葉や腐葉土を取り除いた。 同地区での作業は9月末まで行われ、費用約5500万円を国が全額補助する。町全域の除染作業にかかる費用は30〜40億円となる見通し。 町で計画中の25カ所の除染廃棄物仮置き場のうち、現在20カ所で造成が進んでいる。町原発事故対策室の谷津俊幸室長は「仮置き場設置に時間がかかったが、ようやく民家の除染に着手できた。作業を順次進め、来年中に町全体の除染を終わらせたい」と話した。
2013年07月02日火曜日
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