RIDER WARS
『RIDER WARS』(ライダーウォーズ)は、ゴンベッサが2008年8月から2009年6月にかけてYouTube及びニコニコ動画で展開していた動画作品。『クウガ』~『キバ』までの平成ライダー9作品の共演を骨子とする。ゴンベッサのあらゆる作品群の中で、最も多くのアクセス、反響を得た作品である。
目次 |
あらすじ
時は2010年。「機甲兵士」及び「怪人部隊」を擁する北朝鮮軍の猛攻を前に、日本国自衛軍は決死の防衛戦を続けていた。
この未曾有の国難に際し、日本政府は、かつて怪人と戦った「仮面の戦士」達を集めた特殊部隊の結成を発案。警視総監・加賀美陸の人脈を活かし、仮面ライダーギャレン=橘朔也を中心として、津上翔一、乾巧などの人員が集められ、自衛軍直属の特殊部隊「特務戦隊」として各地で北朝鮮軍に立ち向かう事になる。
城戸真司や剣崎一真、ヒビキなども次々と立ち上がり、戦線に合流。「仮面ライダー」のコードネームを冠する彼らは力を合わせ、北朝鮮軍の送り込む「闇のライダー」、そしてその裏に潜む「あの方」の巨大な陰謀に立ち向かっていく。
概要
作品の成立
『仮面ライダーディケイド』の放送開始に先駆けること約一年。当時、平成ライダーは公式での共演をほぼ行っておらず、二次創作界隈ではその手の小説や動画作品が濫造されていた。ニコニコ動画での活動に熱中していたゴンベッサも多分に漏れず、電王と歴代平成ライダーが共演する架空の「予告編」動画を作り投稿するなどしていた。そうした中で、歴代平成ライダーの本格的なクロスオーバー作品を作りたいという熱意が高まり、「ライダー戦争(仮)」と銘打った製作予告の動画を経て、ゴンベッサが製作に着手したのが本作『RIDER WARS』である。
本作は、当時はまだ数年先の未来であった2010年を舞台とし、年代設定そのままに年を経た歴代主人公らの姿を描いている。平成ライダーの面々が一堂に会し共闘するためのガジェットとしてゴンベッサが選択したのが「戦争」というテーマであった。これには、当時のゴンベッサが、軍事物のライトノベル「フルメタル・パニック!」に熱中していたことも関係している。本作は、当時まだ金正日が存命であった北朝鮮を物語上の敵として使用し、怪人軍団を率いた北朝鮮軍とライダーの攻防を描くとともに、「なぜ北朝鮮軍が怪人部隊を擁しているのか」を物語を貫く大きな謎として提示した。戦争というテーマには視聴者の間から批判的な意見も多かったが、むしろゴンベッサは、作品をキャッチーな物にするため、敢えて「謎の敵組織」などではなく、「実在する国家との戦争」をライダーが立ち向かうべき脅威として位置付けたのである。尚、先述の製作予告の時点では、戦争に加担するライダーと、それを止めようとするライダーに分かれて争い合う展開も想定していたが、結局はそうしたライダー間の対立要素は序盤の最小限に抑えられ、「正義の為の戦いに、全ライダーが一致団結して臨む」というオーソドックスな作風に落ち着いている。
本作においてゴンベッサは、九年来熱心に見続けてきた平成ライダーシリーズへの思い入れを大いに発揮し、全ての主役ライダーに重要な立ち位置を与えて心情を丁寧に描写するとともに、「各作品の要素を様々にクロスオーバーさせた物語展開」「主役ライダーのみならずサブライダーや他のキャラも余さず登場させる」「劇場版のパラレル設定を逆手に取って劇場限定ライダーを未知の敵として使う」など、多くのこだわりを持ってストーリープロットを組み上げて行った。また、当時ネット上で人気だった「仮面ライダーケタック」ネタを引用したり、時にはアニメキャラも話に絡ませたりと、多方面へのファンサービスを心掛けていたことも作品の特徴の一つである(ただし、アニメキャラの登場には当時から賛否両論があった)。
本作のアップロードに際しては、削除の緩かったYouTubeには正式版をアップしつつ、ニコ動には本編動画を使用していない「著作権配慮版」をアップし、権利者削除を凌いでいた。結果として本作は数十万回の再生数を獲得し、国内外で大きな反響を得たが、著作権の問題からはやはり逃れることが出来ず、2008年末に投稿された第23話を最後に、完結を待たずしてニコ動・YouTubeのいずれからも姿を消す事となる。しかし、『ディケイド』の放送も後半に差し掛かった2009年6月、ゴンベッサは「完結編ダイジェスト」と称し、予定されていた24話以降の展開をまとめた動画2本をYouTubeで公開。これによって作中の伏線を全て回収し、『ディケイド』の物語とも繋げて、長きに亘る作品展開を締めくくった。現在はその「完結編ダイジェスト」すらも削除されてしまっているが、『RIDER WARS』は未だにニコニコ動画内で高い知名度を誇り、有志による再アップロードがなされているようである。
作品形態
作品は動画で表現され、ニコニコ動画及びYouTubeにアップロードされた。YouTubeの制約に基づき、一話当たりの長さは10分以内。戦闘シーンは本編の動画を流用していることが多いが、キャラクターの会話シーンは顔のアイコンと文字を用いて、ノベルゲームないし紙芝居のように表現された。先述の通り、本編は第23話でやむなく打ち切りとなったが、後の「完結編ダイジェスト」2本をもって物語は完結している。
登場人物
陸上自衛軍 特務戦隊
- 加賀美陸
- 第1話から登場。警視総監。ZECTで築いた人脈を駆使し、「特務戦隊」を発足させる。
- 橘朔也(31) / 仮面ライダーギャレン
- 第1話から登場。特務戦隊のリーダー。かつてBOARDのライダーとしてアンデッドと戦い、その後はZECTの研究員を務めていた。陸の片腕となって特務戦隊の立ち上げに協力し、「仮面の戦士」達を招集する。
- 津上翔一(30) / 仮面ライダーアギト
- 第1話から登場。特務戦隊の最初期からのメンバーで、北海道戦線を担当する。2001年のアンノウンとの戦いの後は「レストラン アギト」を経営していたが、多くの人を守るために特務戦隊への参加を決意し、婚約者の可奈にレストランを任せて出征した。
- 乾巧(25) / 仮面ライダーファイズ
- 第2話から登場。特務戦隊の最初期からのメンバーで、担当は九州。2003年のオルフェノクとの戦いを終えた後、真理と結婚して九州で暮らしていた。北朝鮮軍に襲われる人々の惨状を目にして、戦う罪を再び背負う事を決意し、ファイズの力で戦線に身を投じる。
- 加賀美新(25) / 仮面ライダーガタック
- 第3話から登場。2006年のワームとの戦いの後は警視庁の巡査として勤務していたが、怪人に襲われた少女を助けたことで再びガタックゼクターと心を通わせ、ガタックに変身。特務戦隊のメンバーとなって首都防衛線に加わる。
- 日高仁志(36) / 仮面ライダー響鬼
- 第4話から登場。猛士関東支部の音撃戦士として現役で活躍していたが、自衛軍からの要請に応じ、特務戦隊に加入。「ヒビキ」から「日高仁志」に戻り、北朝鮮の前線で新たな人助けの人生を歩み始める。
- 海堂直也 / スネークオルフェノク
- 第2話から登場。オルフェノクながら特務戦隊のメンバーとなり、主に三原・睦月と組んで戦う。
- 三原修二 / 仮面ライダーデルタ
- 第5話から登場。首都防衛線のメンバー。
- 上城睦月(23) / 仮面ライダーレンゲル
- 第5話から登場。首都防衛線のメンバー。
- 葦原涼(29) / 仮面ライダーギルス
- 第5話から登場。一度は結婚していたが、その妻とも別れて特務戦隊に加入。翔一と共に北海道戦線で活躍する。
- 風間大介(26) / 仮面ライダードレイク
- 第7話から登場。橘と共に北朝鮮本土への攻撃に参加。第10話以降は北海道戦線に配置され、翔一・涼との3人体制で戦う。
- 天道総司(25) / 仮面ライダーカブト
- 第7話から登場。相変わらずの傍若無人ぶりと無敵さを見せ、「謎の男」の陰謀を暴くキーパーソンとして活躍。第10話以降、正式に特務戦隊のメンバーとなり、九州戦線で巧と共に活躍することになる。
警視庁
- 氷川誠(32) / 仮面ライダーG3-X
- 第1話から登場。警視庁警部。特務戦隊と連携し、首都防衛に活躍。
- 小沢澄子
- 第3話から登場。警視庁に復帰し、G3システムの新武装を開発している。
- 尾室隆弘 / G5ユニット
- 第11話から登場。G5ユニットの隊長を務めている。
- 北條透 / V-1システム
- 第22話に登場。日本に戻り、氷川らと連携して戦っている。
- 一条薫
- 第22話に登場。彼専用のG3システムに身を包み、クウガと共に戦う。
ミラーライダー関連
- 城戸真司(31) / 仮面ライダー龍騎
- 第4話から登場。OREジャーナル記者で、実は電王と同じ「時の特異点」。デンライナーのオーナーと出会い、「無かったこと」になっていた2002年の戦いの記憶を取り戻す。香川教授と協力し、他のミラーライダーの復活にも尽力。だが、リュウガの陰謀により身体を乗っ取られてしまう。
- 北岡秀一(38) / 仮面ライダーゾルダ
- 第10話から登場。弁護士。この世界では不治の病に侵されておらず、平和に暮らしていた。真司の話を最初は相手にもしなかったが、香川教授にカードデッキを授けられ、第16話で変身を果たす。
- 秋山蓮(32) / 仮面ライダーナイト
- 第11話から登場。前の戦いの記憶は残っておらず、この世界では恋人の恵里と平和に暮らしていた。北岡同様、最初は真司の話を信じなかったが、第16話では遂に変身。真司と共に戦う仲間となる。
- 香川英行(45) / オルタナティブ・ゼロ
- 第13話から登場。清明院大学教授。真司に協力してミラーライダーのシステムを解析し、残る11個のカードデッキを再現する。後に、特異点である真司を殺せばミラーワールドが消滅すると考え、真司に襲い掛かるが、割って入ったリュウガに殺されてしまう。
- 手塚海之(32) / 仮面ライダーライア
- 第16話から登場。占い師。香川からカードデッキを授けられ、ライアに変身する。矢車を勇気づけた人物でもある。
- 浅倉威(33) / 仮面ライダー王蛇
- 第20話から登場。この世界では殺人犯ではなく、夜の街の用心棒のような仕事をしている。幽霊列車の神崎兄妹からカードデッキを与えられ、王蛇となってモンスターと戦い始める。
- 須藤雅史(36) / 仮面ライダーシザース
- 第22話から登場。神崎兄妹からデッキを与えられ、蓮・北岡らに協力して戦う。
- 芝浦淳 / 仮面ライダーガイ、東條悟 / 仮面ライダータイガ、佐野満 / 仮面ライダーインペラー、高見沢逸郎 / 仮面ライダーベルデ、霧島美穂 / 仮面ライダーファム
- 「完結編ダイジェスト」に登場。ミラーライダー全員の力を合わせ、ミラーワールドの深奥・コアミラーに乗り込む。
猛士
- 立花勢地郎
- 第4話から登場。ヒビキの特務戦隊入りを最後まで止めようとした。
- 桐矢京介(21) / 強鬼
- 第4話から登場。鬼として一人立ちし、ヒビキからも「かなり強い」と評されている。「音撃打・光輝末期の型」「音撃打・壮大猛攻の型」を用いる。
- トドロキ(31) / 仮面ライダー轟鬼、イブキ(25) / 仮面ライダー威吹鬼
- 第17話から登場。邪神14に立ち向かい、その後も人々を守るため戦う。
- 仮面ライダー弾鬼、仮面ライダー勝鬼
- 第22話に登場。魔化魍に苦戦する強鬼を助ける。
- 立花日菜佳
- 第22話から登場。
- 仮面ライダー凍鬼
- 第23話から登場。猛士北海道支部総代、十四代目凍鬼。
- フブキ
- 第23話に登場。北海道支部に所属する女性の鬼。
- 暁鬼、凱鬼
- 第23話に登場。東北支部の鬼。
- 仮面ライダー西鬼、仮面ライダー煌鬼、仮面ライダー羽撃鬼
- 「完結編ダイジェスト」に登場。伝説の「七人の戦鬼」の名を継いだ戦士。響鬼、威吹鬼、轟鬼、凍鬼と共に、魔化魍ヤマタノオロチに立ち向かう。
デンライナー関連
- デンライナーのオーナー
- 第6話から登場。真司にカードデッキと失われた時間の記憶を与え、仮面ライダー龍騎を復活させた。
- 野上良太郎(21)/仮面ライダー電王
- 第22話から登場。イマジンらと協力し、リュウガの陰謀を暴くため過去へ向かう。
- モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ジーク
- 第22話から登場。
- 桜井侑斗(22)/仮面ライダーゼロノス
- 第23話でデネブと共に登場。リュウガの陰謀を説明し、良太郎と共に1989年へ向かう。
その他の仮面ライダー
- 五代雄介(35) / 仮面ライダークウガ
- 第4話から登場。 神戸で「喫茶ポレポレ弐号店」を経営。力を振るうだけが全てではないと信じ、橘からの参戦の依頼を断り続けていた。しかし、第19話でハルヒや街の人々の笑顔を守るため、遂に変身を果たす。
- 剣崎一真(28) / 仮面ライダーブレイド
- 第6話から登場。日本を遠く離れ放浪していたが、仮面ライダーの力が戦争に使われていることを知り、それを阻止するため北朝鮮へ赴く。「謎の男」の陰謀に一度は利用されるが、その後は北朝鮮の戦陣に留まり活躍。「14」の復活に際しては、最後の切り札として日本へ帰国し戦いに加わる。
- 相川始 / 仮面ライダーカリス
- 第9話から登場。ハカランダで人間として暮らしている。「謎の男」との戦いで再びカリスに変身し、その後も人々を守るために戦う。
- 岡村可奈(30) / 仮面ライダーアギト・オーシャンフォーム
- 第10話から登場。翔一の婚約者で、「レストラン・アギト」の経営を任されている。モンスターに襲われる人々を守るため、戸惑いながらもアギトに変身。しかし、ミラージュアギトの手にかけられてしまう。
- 矢車想(31) / 仮面ライダーザビー、仮面ライダーキックホッパー、仮面ライダーパンチホッパー
- 第16話から登場。闇に落ちて流離っていたが、手塚の言葉を切っ掛けに立ち直る。北海道でヘラクス・ケタロスに苦戦する翔一らの前にヘリで現れ、3種類の変身を駆使して戦う。
- 名護啓介(24) / 仮面ライダーイクサ
- 第17話から登場。「素晴らしき青空の会」の戦士。中学生の頃に「第4号」の活躍をテレビで見て憧れ、それが正義の戦士を目指す切っ掛けとなったと語っている。第19話ではクウガと共に戦う。
- 紅渡(22) / 仮面ライダーキバ
- 「完結編ダイジェスト」に登場。
ライダーの関係者
- 乾真理(23)
- 第2話から登場。巧の妻。勤めていた美容室を解雇されながらも、健気に巧の身を案じている。
- 安達明日夢(21)
- 第4話から登場。自衛軍の医官候補生となる。
- 白井虎太郎(29)
- 第5話から登場。真司とは記者仲間で顔見知り。「仮面ライダー」のことを大っぴらに記事にできる時代が訪れたことに、不謹慎ながら喜んでいる。
- 美杉教授(54)、太一(19)、風谷真魚(26)
- 第10話に登場。真魚はJRで客室乗務員をしている。
幽霊列車
- 死郎、ソラ
- 第20話、第21話に登場。「罪滅ぼし」と称し、幽霊列車で現世とあの世を行き来して、神崎兄妹や戦死したライダー達の言葉を運んでいる。
- 神崎士郎(12)、神崎優衣(6)
- 第20話に登場。この世界では幼い内に死んでいるが、死郎の幽霊列車に乗り、香川教授の作ったカードデッキを浅倉達に配って回った。
- 木野薫 / アナザーアギト
- 第21話に登場。倒れた翔一と涼の前に現れ、可奈、水原リサと共に彼らに檄を飛ばした。
- 木場勇治 / ホースオルフェノク
- 第21話に登場。巧に夢を託す。
- 水城史朗 / 仮面ライダーG4
- 第21話に登場。氷川を激励する。
- 長田結花 / クレインオルフェノク、草加雅人 / 仮面ライダーカイザ
- 第21話に登場。海堂と三原を立ち上がらせる。
- ザンキ / 仮面ライダー斬鬼
- 第21話に登場。トドロキを励ます。
- シュキ / 仮面ライダー朱鬼、イブキの兄 / 先代威吹鬼
- 第21話に登場。イブキを激励する。
- 神代剣 / 仮面ライダーサソード
- 第21話に登場。「友を励ますことでも頂点に立つ男」と名乗り、加賀美を力付ける。
- 間宮麗奈、影山瞬
- 第21話に登場。風間、矢車を励ます。
- 仮面ライダーダークカブト
- 第21話に登場。天道に世界を託す。
- 深沢小夜子
- 第21話に登場。橘の前に現れ、彼を勇気付ける。
北朝鮮軍
- 機甲兵士(ライオトルーパー)
- 北朝鮮軍の戦闘部隊。
- 「謎の男」 / 仮面ライダーケタック
- 第8話、第9話に登場。橘に擬態し、ライダー達を仲間割れさせようと暗躍したが、ギャレン・カブト・ファイズ・ガタック・レンゲル・カリスの6大ライダーの前に敗れる。
- 仮面ライダーミラージュアギト
- 第10~12話に登場。「闇のライダー」の前座。北海道で翔一を打倒した後、アギトの力を持つ一般人を次々と殺害しながら関東へ南下。アギトに変身した可奈をも血祭りに上げるが……。
- 鏡像の真司 / 仮面ライダーリュウガ
- 第12話のラストから登場。「闇のライダー」の一人。ミラーワールドと現実世界を自在に行き来して暗躍し、第20話では遂に真司の身体を乗っ取ってしまう。
- レオ / 仮面ライダーサイガ、仮面ライダーオーガ
- 第13話から登場。「闇のライダー」の一人で、台詞は全て英語。ファイズとカブトの連携により倒されるが、後に復活し、今度はオーガに変身して再びライダーらの前に立ち塞がる。
- アルビノジョーカー / 仮面ライダーグレイブ
- 第14話から登場。「闇のライダー」の一人。剣崎、橘らから4枚のキングのカードを奪い、「邪神14」を復活させて日本全土を絶望に陥れる。
- 黒崎一誠 / 仮面ライダーコーカサス
- 第15話から登場。「闇のライダー」の一人。「最強の加速を操る者」を自称し、カブトをも苦しめる。
- 織田秀成 / 仮面ライダーヘラクス、大和鉄騎 / 仮面ライダーケタロス
- 第16話、第17話に登場。コーカサスの部下。アギト、ギルス、ドレイクを苦戦させるが、矢車の加勢により敗れる。
- 「あの方」
- 「闇のライダー」らが仕える謎の存在。「完結編ダイジェスト」で遂にその正体が明かされた。
- 「北の将軍」 / 仮面ライダーアーク
- 「完結編ダイジェスト」に登場。「あの方」の協力者。
アニメキャラ
- 泉こなた、柊つかさ(らき☆すた)
- 第3話に登場。加賀美に助けられる。
- 相良宗介(フルメタル・パニック!)
- 第6話に登場。中東で戦っている傭兵。剣崎に仮面ライダーのことを伝えた。
- 涼宮ハルヒ、キョン(涼宮ハルヒの憂鬱)
- 第11話から登場。雄介の「喫茶ポレポレ弐号店」の常連客。第19話では、ハルヒの一言がクウガ復活の切っ掛けとなった。
昭和ライダー、ディケイド関連
- 南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX
- 「完結編ダイジェスト」に登場。過去の世界(RXの時代)で電王と共闘。「あの方」との最終決戦にも、他の昭和ライダーと共に駆けつける。
- 仮面ライダー1号、仮面ライダーV3
- 「完結編ダイジェスト」に登場。BLACK RXと共に「あの方」との最終決戦に駆けつける。かつてアギトと共に「邪眼」という敵を倒したことがあり、翔一とはそれ以来面識がある。
- 門矢士 / 仮面ライダーディケイド、海東大樹 / 仮面ライダーディエンド
- 「完結編ダイジェスト」の終盤に登場。「あの方」の陰謀を突き止め、全ライダーと共闘する。
話数リスト
サブタイトルは全て「○○の××」という形で統一されている。
序章
- 第1話「戦場の仮面ライダー」
- 第2話「夢の守り人」
- 第3話「幸運の星」
- 第4話「戦士の葛藤」
- 第5話「集結の予感」
- 第6話「宿命のカード」
「謎の男」編
- 第7話「激突の大地」
- 第8話「正義の錯綜」
- 第9話「謎の男」
ミラージュアギト編
- 第10話「幻影の魔手」
- 第11話「君のままで」
- 第12話「俺達の居場所」
闇のライダー編
- 第13話「力の胎動」
- 第14話「闇からの使者」
- 第15話「激戦への誘い」
- 第16話「不滅の絆」
14復活編
- 第17話「邪神の復活」
- 第18話「絶望の街」
- 第19話「ある日の青空」
死闘編
- 第20話「常夜の旅人」
- 第21話「死界の車窓から」
- 第22話「反撃の狼煙」
- 第23話「それぞれの熾烈」
完結編
- 完結編ダイジェスト(前編・後編)
オープニング
本作では各話にオープニングが付けられている。
- 第1話~第9話
- ゴンベッサが『RIDER WARS』以前に作っていたMAD「平成ライダーで真赤な誓い」の一番が用いられた。このMADは、ニコニコ動画で人気の曲「真赤な誓い」に合わせて平成ライダーの見せ場を詰め込んだもので、製作当時に存在した全ライダーが登場することが特徴。
- 第10話~第19話
- 「平成ライダーで真赤な誓い」の二番が用いられた。ただし、第12話は映像が「ライダー・プロファイル」(本作オリジナルであるギャレン・キングフォームやミラージュアギトなどの解説)に差し替えられており、また第19話は「時間がないので」「カットしました」としてOPがカットされている(仮面ライダークウガのパロディ)。
- 第20話以降
- 「真赤な誓い」に代わって、『仮面ライダーBLACK RX』の挿入歌「運命の戦士」に乗せた新たなOP映像が用いられている。このOPには本編映像ではなくゲームの映像が使われており、権利者削除を恐れることなくニコ動にアップできるという利点があった。
- 「完結編ダイジェスト」
- 「完結編ダイジェスト」にはOPは存在しないが、後編の決戦シーンで、初期オープニングの「真赤な誓い」が挿入歌として用いられた。
備考
- 第23話以降、魔化魍オロチとの戦いに猛士各支部の鬼達が立ち上がる展開に際し、『響鬼外伝 中四国支部鬼譚』のキャラがゲスト出演する予定があった。結果として本編の更新が第23話で止まってしまった為、このクロスオーバーは実現しなかった。
- 「完結編ダイジェスト」のラストで、「あの方」が「全てのライダーが一堂に会する『ライダーウォーズ』は、(『ディケイド』の)次元融合の叩き台に過ぎなかったのだ」「この世界の役目は終わった」と発言する場面がある。この台詞自体、『ディケイド』の放送開始に伴って、平成ライダー共演二次創作である『RIDER WARS』の役目が終わったことを表すメタフィクションである。