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所得公開 宮城県知事2019万円 仙台市長1615万円
宮城県と仙台市は1日、資産公開条例に基づき、村井嘉浩知事と奥山恵美子市長の2012年の所得報告書を公開した。 村井知事の所得総額は2019万円で、前年と比べ50万円増えた。給与1868万円と、講師謝金など151万円を計上した。 資産等補充報告書には大阪府豊中市にある実家の土地と建物の生前贈与を受けたことを記載。固定資産税の課税標準額は土地が329万円、建物が95万円。給与は財政健全化や復興財源捻出のため5%削減している。 村井知事は05、09年の資産等報告書と06年の資産等補充報告書の訂正も届けた。実家隣接の土地と建物を購入したが、報告書に記載していなかった。村井知事は「県内の資産だけが報告対象と誤って認識していた」とのコメントを出した。 奥山市長の所得は給与のみの1615万円で、11年と比べ65万円減った。復興財源に充てるため、11年5月から給与を20%削減したことが要因。資産等変更報告書には金銭信託151万円を計上した。
◎仙台市議は平均1199万円、11年比8万円減> 仙台市議会(定数55)は1日、資産公開条例に基づき、議員全55人の2012年の所得を公開した。平均所得総額は1199万円で前年を8万円下回った。 最高額は鈴木繁雄氏(青葉区)の2453万円。次いで柳橋邦彦氏(泉区)が1886万円、斎藤範夫氏(泉区)が1817万円などとなった。 主な会派別の平均では、自民党・仙台が1291万円、市民フォーラム仙台が1286万円、社民党市議団が1154万円、公明党市議団が1111万円、共産党市議団が1099万円、復興仙台が1068万円だった。
◎県議平均1410万円、11年比81万円増 県議会(定数59)は1日、資産公開条例に基づき、公開対象の県議59人の2012年の所得報告書を公開した。所得総額の平均は1410万円で、前年より81万円増加した。 総額の最多は小野隆氏(泉)で、前年比653万円増の4481万円。議員報酬のほか、不動産取得に伴う賃料収入などを計上した。 寺沢正志氏(多賀城・七ケ浜)が2883万円、堀内周光氏(宮城野)が2155万円、斎藤正美氏(石巻・牡鹿)が2047万円で続いた。 関連会社は本木忠一氏(石巻・牡鹿)が6社で最多。相沢光哉氏(青葉)が5社だった。 県議の所得公開は、12年の1年を通して現職だった議員が対象。
◎12市長平均1180万円、11年比15万円減 政令市の仙台を除く県内12市の市長も1日、2012年の所得を公開した。平均所得総額は1180万円で、前年より15万円低かった。 所得総額が最も多かったのは、佐々木一十郎名取市長の1408万円。次いで井口経明岩沼市長が1351万円、佐藤勇栗原市長が1317万円、伊藤康志大崎市長が1312万円だった。 関連会社等報告書の記載は、佐々木名取市長の6社が最多。佐藤昭塩釜市長が4社で続いた。 12年の1年間を通じて現職を務めた市長が公開対象で、今回は全市で公開された。
◎21町村長は、平均1029万円 大衡村長、最多の1502万円 県内22町村長では、12年10月に初当選した伊勢敏大河原町長を除く21人が2012年の所得を公開した。平均所得総額は11年比45万円増の1029万円だった。 所得総額の最多は、跡部昌洋大衡村長の1502万円。次いで鈴木勝雄利府町長が1238万円、滝口茂柴田町長が1192万円、伊藤拓哉色麻町長が1164万円だった。 関連会社等報告書の記載が最も多かったのは、佐々木功悦美里町長の4社。佐藤英雄村田町長と滝口柴田町長の2社が続いた。 11年に就任した小山修作川崎町長、保科郷雄丸森町長、猪股洋文加美町長、安部周治涌谷町長、須田善明女川町長は初の所得公開となった。
◎12年度執行率、4.9ポイント減の91.6% 県議会政調費 県議会は1日、2012年度の政務調査費の収支報告書を公開した。執行率は91.6%で、11年11月に県議選があった11年度(同11月17日〜12年3月31日)を4.9ポイント下回った。 交付総額2億4780万円のうち、2億2694万円が執行された。残余額は2086万円だった。 政務調査費は議員1人に月額35万円(年420万円)が支給される。会派別の執行状況は表の通り。執行率はみんなの党の99.6%が最も高く、公明党県議団の64.2%が最も低かった。 支出項目別に見ると、調査研究費が7422万円(構成比32.7%)で最多。次いで人件費5702万円(25.1%)、広報費3526万円(15.5%)、事務費2603万円(11.5%)、事務所費1830万円(8.1%)だった。
[表の見方]単位は万円。1万円未満を四捨五入したため、総額と内訳が一致しない場合がある。所得のうち「その他」は事業や不動産、株式譲渡などの所得をまとめた額。▲はマイナス。県議と仙台市議は氏名に続き会派と当選回数を記した。市町村長の丸数字は当選回数。前年が公開対象外か自主的に公開した場合は前年比の欄を「−」とした。
2013年07月02日火曜日
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