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路線価 仙台・青葉通5年連続下落 石巻、気仙沼は上昇
仙台国税局は1日、2013年分の土地の路線価を発表した。宮城県内の最高路線価は仙台中税務署管内の仙台市青葉区中央1丁目、さくら野百貨店仙台店前の「青葉通」で、前年より2万円下がって1平方メートル当たり166万円だった。下落は5年連続。一方、東日本大震災の被害が大きかった石巻、気仙沼両市の最高路線価は、復興需要に伴い上昇した。 さくら野百貨店仙台店前の路線価の推移はグラフの通り。下落幅は前年の8.7%から1.2%に縮小した。全国の都道府県庁所在地別の最高路線価額では、前年と同じ11位だった。 宮城県内2位は仙台北税務署管内の青葉区本町2丁目「広瀬通」で、前年から2万円(2.2%)下落の88万円。3位は仙台南税務署管内の太白区長町南3丁目「太白区役所前通り」で、5000円(3.2%)下がって15万円だった。 県内10税務署別の最高路線価は、石巻と気仙沼で上昇した。石巻市蛇田新金沼の「石巻工業港曽波神線通り」は5万1000円で4.1%の上昇。同地点は2年連続の値上がりとなった。気仙沼市本郷の「県道26号通り」は4.0%上がって5万2000円だった。 塩釜税務署管内で最高となった松島町松島町内の「国道45号通り」は前年から変動なし。仙台の3署を含む他の7税務署の最高路線価はいずれも下落した。
[路線価]1月1日時点の主要道路に面する1平方メートル当たりの土地評価額。相続税や贈与税の税額算定基準になる。国土交通省が発表する公示地価をベースに、売買実績や不動産鑑定士の意見を踏まえて算出する。調査対象となる標準宅地は東北全体で2万4864地点。うち昨年と比較できるのは2万4601地点。
2013年07月01日月曜日
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