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「かやぶき屋根」進まぬ除染 ふき替え費用賠償されず

 東京電力福島第1原発事故から2年3カ月が経過したが、旧警戒区域などを除き県内市町村が行う住宅除染は道半ばだ。昔ながらのかやぶき屋根の民家や、歴史的施設の除染方法はいまだ確立せず、ふき替え費用は東電の賠償で認められていない。「元の生活がしたいだけなのに」。住民は放射能で汚染された怒りと、除染できない苦しみの中で生活している。
 「原発事故で、豊かな自然が破壊された」。二本松市で比較的放射線量が高いとされる石井地区に住む専業農家杉内鉄幸さん(65)は、かやぶき屋根の自宅を見つめ「家全体が放射性物質で汚染された」と肩を落とす。かやぶき屋根は7、8年前にふき替えたばかり。杉内さんは、原状回復を求め12年2月、東電に屋根のふき替え費用730万円などを直接請求した。しかし認められず、同年8月に裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てた。ふき替え費用、農業損害、精神的損害など計約1250万円を求めたが、和解案では庭の除染費用など約69万円だけしか認められなかった。
(2013年7月1日 福島民友ニュース)



 

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