【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前週末比65ドル36セント高の1万4974ドル96セント(速報値)で終えた。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の製造業景況感指数が市場予想以上に改善し、米景気の先行きに明るい見方が広がった。業績が景気動向に左右されやすい「資本財・サービス」や「素材」関連を中心に買いが入った。ダウ平均の上昇幅は170ドルを超える場面があった。
ただ今週は後半にかけ、6月の米雇用統計など米景気や金融政策を占う上で重要な指標の発表を控えている。持ち高を傾けたくないと様子見を決め込む投資家も多く、相場は取引終了にかけて上値が重くなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前週末比31.24ポイント高の3434.49(速報値)とほぼ2週間ぶりの高値で終えた。
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