オバマ大統領「どの国も情報収集」7月2日 5時17分
アメリカの情報機関が日本を含む各国の大使館を盗聴の対象にしていると報道されていることについて、オバマ大統領は「どの国の情報機関もメディアでは報じられないような情報をつかもうと活動している」と述べ、一般論だとしながらも多くの国が同じような情報収集活動を行っていると指摘し、理解を求めました。
アフリカを訪問しているアメリカのオバマ大統領は1日、タンザニアで記者会見しました。
この中でオバマ大統領は、NSA=国家安全保障局による盗聴などの対象に首都ワシントンの日本を含む各国の大使館や、EU=ヨーロッパ連合の施設などが含まれていると、ヨーロッパの新聞や週刊誌が報じていることについて「報道内容をよく調べるよう指示した」と述べ、事実関係を確認したうえで、各国からの問い合わせに回答する考えを示しました。
そのうえで、オバマ大統領は「個別の問題についてはコメントしないが、どの国の情報機関も、ニューヨークタイムズやNBCテレビからは得られないような情報をつかもうと活動している」と述べ、一般論だとしながらも同じような情報収集活動は多くの国が行っていると指摘し、理解を求めました。さらに、オバマ大統領は「私は機密情報を最終的に利用する立場にあるが、もしドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領が何を考えているのか知りたければ、電話をするだろう」と述べ、ヨーロッパ各国の指導者を裏切るような活動はしていないと強調しました。
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