米建設支出:0.5%増加、住宅がけん引-民間非居住用は大幅減
7月1日(ブルームバーグ):5月の米建設支出は前月比で増加した。住宅建設は約4年ぶりの水準に戻り、全体をけん引した。
米商務省が1日発表した5月の建設支出 (季節調整済み)は前月比0.5%増加の年率8749億ドル。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.6%増だった。前月は0.1%増(速報値0.4%増)に下方修正された。
5月の住宅建設支出はリーマン・ショックが発生した翌月に当たる2008年10月以来の水準に戻った。
レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は統計発表前に、「住宅建設が上向き続けるのに伴い、全体のトレンドも強くなるだろう」と指摘。「雇用が一段と改善すれば、建設の長期的な増加トレンドの支えになるだろう」と述べた。
民間部門の建設支出は前月比横ばい。このうち居住用建設は1.2%増の年率3223億ドル。一方、非居住用建設は1.4%減少し、2012年2月以来の低水準となった。
公共部門の建設支出は1.8%増加。居住用は1.6%、非居住用は1.8%それぞれ増えた。
原題:Construction Spending in U.S. Rises, Led by ResidentialProjects(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/02 01:00 JSTニュース一覧
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