3月末に「開かずの踏み切り」解消へ-下北沢駅地下化工事進む
小田急小田原線下北沢駅が3月23日の初電から地下鉄へ切り替わる。現在、これに伴う工事が進んでいる。
「開かずの踏み切り」の様子
地下切り替え工事は2004年9月に着手。東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅を地下化し、現在地上にある9カ所の踏切を全て撤去する。これにより、交通渋滞の緩和や暮らしの便宜を図ることが目的。中でも下北沢駅の踏切は、国土交通省の発表した「緊急対策踏切リスト」にも名を連ねており、ピーク時の開放時間が60分のうち10分という「開かずの踏切」として知られていた。
3月23日以降は、地上を走る急行から各駅までの全ての電車を地下3階へ下ろし、その後地下2階の工事を経て、上下ホームとする。将来的に地下3階は急行ホームとし、地下2階は各駅停車ホームとなる予定。全ての工事が完了するまでの仮の南口は現南口の階段下付近、仮の北口は現みずほ銀行付近となる。東京都は2018年度に完成予定としている。