イチロー、足で内野安打　チームは投壊で４連敗

　イチロー外野手（３９）は５番右翼でフル出場し、３打数１安打１四球。前日に連続安打が７試合で途切れたが、仕切り直しとなった試合の第１打席で早速安打を放った。

　初回２死一、二塁。相手先発左腕ブリトンの外角低めのツーシームにバットを当て、打球はホームベースで弾んで高いバウンド。ブリトンが素早く処理して一塁へ送球したが、イチローの俊足が勝り内野安打となった。後続が倒れて無得点に終わったものの、“らしい”安打で好機を演出した。

　４回には真ん中付近の甘い直球を捉え、中前に抜けそうなライナーを放ったが遊撃のハーディーが好捕。ヒット１本を損したが、しっかりバットは出た。ただ、チームは先発のフェルプスが３イニング持たず、９失点の大乱調。４連敗となり、ジラルディ監督も「野球は簡単なゲームではない。点の取り方を考えないと」とうなだれるしかなかった。　（ボルティモア穐村賢）