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【プロ野球】

マギー執念打 楽天 今季最多貯金8

2013年7月1日 紙面から

◇楽天2−1オリックス

オリックスー楽天 延長10回表1死一塁、右中間に適時二塁打を放つマギー=京セラドーム大阪で(岡田育磨撮影)

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 楽天が競り勝ち、4年ぶりの貯金8。2回に松井の犠飛で同点。1−1の10回1死一塁からマギーの適時二塁打で勝ち越した。青山が9回を無失点で今季初勝利。オリックスは1安打。1回の駿太のプロ初本塁打となるソロだけだった。

      ◇

 広々とした右中間のスペースに打球が弾む。楽天に白星をもたらしたのは主砲の一振りだ。延長10回1死一塁でマギーが初球の直球を捉え、決勝の二塁打を放った。

 オリックスを振り切り、貯金は今季最多の8。2位の座を死守した。「シンプルに自分が打てるボールだけを待っていた。良いところに抜けてくれた」。三塁を欲張ってアウトになったのはご愛嬌(あいきょう)。星野監督も「マギーは自分がボルトかカール・ルイスと勘違いしている」と苦笑いしながらも、均衡をぶち破る一撃に「よく打ってくれた」とたたえた。

 メジャー仕込みは打つだけではない。4回には一塁走者として併殺を阻止するハードタックル。「当たり前のこと。あれも野球の一部。自分はそう教わってきた」とキッパリ。指揮官が「おとなしい選手が多い」という楽天に戦闘DNAを注入している。

 ただ、グラウンドを離れれば、優しい父親の顔に戻る。ポリオ(小児まひ)を患う長男・マケイル君(6)ら家族は遠征でも応援に駆けつけ、ホテルでともに食事をとるなど水入らずの時間を大切にしている。

 助っ人に導かれ、3試合連続2得点でも勝ち越した。星野監督は「少しずつ(勝ち方を)分かってきたかな」とニヤリ。地元仙台に戻り、2日からは首位ロッテとの3連戦。このまま優勝戦線にしがみついていく。 (井上学)

 

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