新日鉄住金は海外で自動車用鋼管の供給を拡大する。日系自動車メーカーの海外生産拡大に合わせて、インドとメキシコで相次いで新工場の操業を始めた。両工場は2~3年後に計年間5万トン程度のフル生産を見込み、同社の海外での自動車向け鋼管の供給量は、中国やインドネシアなど5カ国で手掛ける現在の水準から2割増加する。
新日鉄住金は四輪や二輪車向けに、サスペンションやプロペラシャフト、ドア補強材などに使われる鋼管を製造している。インドでは西部ラジャスタン州で6月、素材となる管から切断、熱処理などを一貫して手掛ける体制が整った。主に二輪車メーカーに向けて出荷を始めた。
メキシコでは住友商事や鉄鋼商社のメタルワンなどと共同で、中部グアナフアト州の新工場で設備の据え付けや試運転を終えた。今後、顧客の性能試験などを経て本格的な生産に入る。新日鉄住金は従来、自動車用鋼管の海外生産拠点が5カ国8拠点あった。生産量は年間約25万トンという。
新日鉄住金、住友商事、メタルワン
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