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金の先物価格 一時2年3か月ぶり安値
6月28日 16時30分

金の先物価格 一時2年3か月ぶり安値
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28日の東京商品取引所の「金」の先物価格は、アメリカの金融緩和が早期に縮小され、今後、投資マネーが減るのではないかという見方から売り注文が増えた結果、一時、2年3か月ぶりの安値となりました。

28日の東京商品取引所では、金の先物取り引きに、開始直後から売り注文が相次ぎ、一時、混乱を避けるために売買を自動的に中断する「サーキットブレーカー」と呼ばれる措置が取られました。
取り引きの再開後も売り注文が出て、金の先物価格は一時、27日の終値より166円安い、1グラム=3750円まで下がり、2年3か月ぶりの安値となりました。
その後は買い戻す動きも出て、28日の終値は、27日より78円安い、1グラム=3838円でした。
東京市場の金の先物価格は、ことし2月に過去最高値となる1グラム=5081円まで上昇しましたが、アメリカの金融緩和が早期に縮小されるという見方が広がった先月下旬以降、下落が続いています。
投資家の間で金融緩和の縮小によって、投資マネーが減るのではないかという見方が広がって、投資先をアメリカのドルや株式などに振り向ける動きが強まっているためです。
市場関係者は「金の需要の多い中国やインドで景気が減速するのではないかという懸念が出ていることも、先物価格の下落につながっている。当面は値下がり傾向が続くのではないか」と話しています。

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