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丸川珠代氏に“落としアナ” 敵は他党ではなく“身内”?

丸川珠代
都議選で同じテレ朝アナの後輩アナ、川松真一朗氏を応援した丸川珠代氏。2期目は「組織選挙」に手こずっている?
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 第23回参院選(7月4日公示、21日投開票)で、民放アナウンサー出身者の激突となる東京選挙区(改選5)。元テレビ朝日で自民党の丸川珠代参院議員(42)に対するのは、日本維新の会から出馬する元日本テレビアナの小倉淳氏(55)。高い知名度を生かした選挙戦が予想されるが、意外なところに“落としアナ”が待っていた。

 「100万票を上回るんじゃないか?」

 参院選の前哨戦とされた都議選で大勝利した自民党。全国最大の東京選挙区では知名度の高さに加え、厚労政務官の肩書を持ち今や党の“顔”に成長した丸川氏を中心に展開しそうだ。その勢いは10年に同じ東京選挙区で、圧倒的な強さで再選した民主党の蓮舫参院議員(非改選)に匹敵するとの噂も流れる。

 93年にテレ朝に入社し、バラエティー番組「ビートたけしのTVタックル」などの担当を経て、07年の参院選に出馬し4位で初当選した、初代「安倍チルドレン」。2期目を目指す今回は楽勝ムードと思いきや、陣営は「100万票超と言ってるのは誰ですか」とピリピリ。安泰の雰囲気はゼロだ。

 自民党は東京選挙区に4期目を目指すベテランの武見敬三氏(比例)を擁立し、2議席確保を目標としている。前回までの現職=組織固め、新人=無党派層狙いという棲み分け戦法も現職2人では使えない。ある都連幹部は「党の支持団体を真っ二つに割るのは難しい。どちらが多く支持団体を確保できるかが、勝敗のカギとなる」と分析する。

 都連関係者は「水面下で相手陣営からの組織を引きはがそうと必死になっている。でも切り崩しが激化するのはこれから」。敵は他党ではなく“身内”ともいえる状況なのだ。組織選挙の難しさを実感した丸川氏は「余裕なんてありません。数字だけが先走っているだけで最後まで分かりません」と気を引き締めていた。

[ 2013年6月30日 06:00 ]

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