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米情報機関 EU関連施設でも盗聴か6月30日 11時58分
アメリカの情報機関が極秘に大量の個人情報を収集していた問題で、ドイツの週刊誌はアメリカなどにあるEU=ヨーロッパ連合の施設でも盗聴や電子メールの傍受が行われていたと伝えました。
情報機関が個人情報だけでなく外国の政府機関の内部情報も収集していた疑いが明らかになったことで今後、各国などからアメリカ政府への批判が強まることも予想されます。
アメリカのNSA=国家安全保障局が極秘に大量の個人情報を収集していた問題で、ドイツの週刊誌、「シュピーゲル」の電子版は29日、NSAが首都ワシントンのEU代表部やニューヨークにあるEUの国連代表部に小型の盗聴器を仕掛け会議を盗聴したり、それぞれのコンピューターネットワークに侵入し、内部文書や電子メールを傍受したりしていたと伝えました。
また5年余り前には、ベルギーのブリュッセルにあるEU本部でも盗聴が行われたとしています。
シュピーゲルによりますと、これらの行為は個人情報の収集問題を告発したCIAの元職員、エドワード・スノーデン容疑者が保有するNSAの「極秘文書」によって明らかになったということですが、シュピーゲルがどのようにして文書を元職員から入手したのかについては触れていません。
NSAが個人情報だけでなく外国の政府機関の内部情報も収集していた疑いが明らかになったことで、今後、各国などからアメリカ政府への批判が強まることも予想されます。
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