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国内のBSE全頭検査 終了へ6月29日 11時16分
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全国の自治体が自主的に続けてきた国産牛のBSEの全頭検査は、今月いっぱいで全国のすべての自治体で終了することが厚生労働省のまとめで分かりました。
国産牛のBSEの全頭検査は、平成13年に国内で初めてBSEに感染した牛が確認されたことから国が導入しましたが、平成17年からは自治体が自主的に続けてきました。
厚生労働省はBSEのリスクがほとんどなくなってきているとして、ことし7月から検査対象を現在の生後30か月を超える牛から生後48か月を超える牛に緩和する方針を決め、自治体への全頭検査の補助金も見直すことになりました。
厚生労働省は、これに合わせて自治体に全頭検査をやめるよう要請していましたが、今月いっぱいで全国のすべての自治体が検査を終了することを決めたということです。
田村厚生労働大臣は、閣議後の記者会見で「当初は、国民の不安の払拭(ふっしょく)のために全頭検査する意味はあったが、ここまで長引いたのは自分の自治体だけやってないと風評被害が出る心配があったのだろう。今回一斉にやめるという方向性が出たことについては評価をしている」と述べました。
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