やるべきことは「早くも挫折?...Linux VPSに乗り換え」の記事で書いた通り、
1.自宅PCにSSHクライアントのインストール
2.新規ユーザーの追加
3.rootログイン禁止設定
4.VPSにGUI環境のインストール
5.VPSにVNCサーバーのインストール
6.自宅PCにVNCクライアントのインストール
7.VNC接続のSSHトンネリング設定
8.VPSにWINEのインストール
9.VPSにメタトレーダーのインストール
で、今回はとりあえず手順4まで進めてみたいと思います。
手順1はフリーのSSHクライアント「PuTTYjp」をインストールしました。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/PuTTYkj.html
ちなみにPuTTYjpの初期設定は背景が黒になっていて、青い文字などが非常に見えにくいため、起動時に開く設定画面左側のカテゴリツリーをウィンドウ→色とたどって、
Default Foreground: 赤0、緑0、青0
Default Bold Foreground: 赤0、緑0、青0
Default Background: 赤255、緑255、青240
と変更しておくと、そこそこ見やすくなると思います。自分好みに設定したあとは、カテゴリツリー最上部の「セッションの基本設定」画面に戻って、通常使うセッションを選んで保存ボタンを押してください。
手順2はServersMan@VPSのサーバー管理ツールでユーザー追加を済ませました。
そして手順3ですが、私が契約したServersMan@VPSのエンジニアセットは、通常のLinuxと違って、デフォルトのユーザー名がrootではありません。さらにそのデフォルトのユーザーはroot権限ではないのです。SSHのポートが22でないことも含め、通常のLinuxサーバーよりはセキュリティ面で優れています。
とはいえ、よくある名前なので、ログインを制限しておいたほうがよいことは間違いないです。
手順2で追加したユーザーでログインし、suコマンドを実行して、viで/etc/ssh/sshd_configというファイルの内容を以下のように書き換えます。
#PermitRootLogin yes
→ PermitRootLogin no
(実際には既に下側の形になっていました。)
#PermitEmptyPasswords no
→ PermitEmptyPasswords no
(空のパスワードを禁止するため、コメントを意味する「#」を削除します。)
AllowUsers 「手順2で追加したユーザー名」
(手順2で追加したユーザーだけがSSHでログインできるようにするため、この行を追加します。)
そして、
# /etc/rc.d/init.d/sshd restart
これでデフォルトユーザー名ではログインできなくなりました。
手順4のGUI環境は、GNOMEを選択してみました。
# yum groupinstall "X Window System" "GNOME Desktop Environment" -y
# yum groupinstall "Japanese Support" -y
(メタトレーダーを動かすだけなら必須ではありませんが、日本語入力環境もインストールしています。)
これで、VPSサーバーをGUIで使う環境がひと通り揃いました。VNC接続によるGUI環境でのVPSアクセスは、明日以降の記事に続きます。