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ネット選挙 視覚障害者や高齢者に対応6月30日 16時35分
来月の参議院選挙からインターネットを使った選挙運動が解禁されるのに合わせ、視覚障害者やお年寄りのためにホームページの内容を音声で読み上げるシステムが政党や立候補予定者に無償で提供され、活用されています。
このシステムは、横浜市にあるコンピューターの会社が開発しました。
ホームページにシステムを導入すると掲載された文章をコンピューターが音声にして読み上げるようになります。
漢字の読みがなを表示する機能も付いています。
このシステムを導入したホームページを閲覧した目の不自由な女性は、「読み上げられている部分の色が変わるので弱視の人にもわかりやすく、とても身近に使える感じがしました」と話していました。
システムを開発した会社の社長の新城直さんは全盲の視覚障害者です。
インターネットを使った選挙運動が解禁されるの機に、目の不自由な人や、視力が落ちた高齢者に、政治や選挙に関する情報に触れてもらいたいと、参議院選挙の期間中、政党や立候補予定者にシステムを無償で提供することにしました。
これまでに複数の政党や国会議員が導入を決めたということです。
新城さんは「障害者や高齢者が長い文章を耳で聞くことで、ネット上の情報を入手しやすくなる。ネット選挙の解禁に合わせてぜひ、利用してもらいたい」と話しています。
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