鳩山由紀夫元首相の前途が注目されている。古巣・民主党について、「総括や綱領を見ると再生は難しいと感じた。昔の民主党とはあまりにも懸け離れた。今日をもって党員であることから離れ、自由にしたい」と語ったのだ。一体、どうするつもりなのか。
発言は25日、札幌市で開かれたシンポジウムで披露された。民主党は衆院選大敗の原因を、鳩山氏らを念頭に「トップによる失敗の連鎖」とする総括をまとめており、腹に据えかねたようだ。離党届提出などの手続きは取らないという。
鳩山氏の今後について、永田町では「今夏の参院選に出馬するのでは」との憶測が流れている。盟友の小沢一郎代表率いる「生活の党」に参加したり、別の新党を作って全国比例で出馬するとの説だ。
沖縄問題や対中外交などに未練を残しているうえ、鳩山氏の母、安子さんが今月、300億円以上とされる遺産を残して亡くなっており、資金力を当て込んで秋波を送る勢力があってもおかしくはなさそう。
3年3カ月の民主党失政を忘れたのか。いい加減にしてほしいが…。
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